住宅の種類別騒音
ある調査によってマンションとアパートと一戸建てにおける騒音発生源別の苦情が調べられていました(下図)。
家族のはなし声に関する苦情
この調査によると家族の話声に関する苦情は
アパート>マンション>一戸建て
の順番で苦情件数が多くなっています。一般的にアパートは壁や床がマンションと比較して薄いため隣人や階上、階下の住民のちょっとした音も響きやすく、マンションと比較すると苦情件数も少ないものと推測されます。一方一戸建てでは家間の距離が少なからず離れているため隣人の話し声はあまり気にならないのかもしれません。
自動車の空ぶかし
一方自動車の空ぶかしを見ると
一戸建て>アパート=マンション
の順番で苦情が多くなっており、一般的に一戸建ての居住空間が道路から近い位置に面している特徴を反映する結果となっています。

【著者情報/略歴】2014年より日本騒音調査カスタマーサービス部門、HP記事担当。年間1,000件を超える騒音関連のお問い合わせに、日々対応させていただいています。当HPでは、騒音に関してお客様から、よくいただくご質問とその回答を一般化して紹介したり、当社の研究成果や学会(日本騒音制御工学会等)に寄稿した技術論文記事をかみ砕いて説明させていただいたり、はたまた騒音関連のニュースを解説させていただいたりしています。
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