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本当に電磁波の被害?―疑わしい事例と対応について―

本当に電磁波の被害?―疑わしい事例と対応について―

当社は電磁波の測定業務も行っておりますが、少なくない頻度で次のようなお問い合わせをいただきます。
・自身の関係者が電磁波の被害を受けていると相談してくるが、訪ねてみても自身には何も感じられない、どういうことか
・親が電磁波で嫌がらせを受けていると訴えているが、そのような現象は起こりえないと説明してもわかってもらえない、どう対応すべきか
・配偶者が電磁波の被害を訴えているが、自身には何も感じられない、本当に電磁波の影響があるか確かめたい

このページでは上記のようなお悩みのある方に向けて、ケース別の対応方法や解決に向けての行動について紹介しています。

マンション居住者が電磁波の被害を受けていると相談してくるが、訪問しても自身には何も感じられない、どういうことか

管理組合の方や管理会社様がご相談されることが多く、当社にはいずれかに属する方からのお問い合わせが大多数です。また、お問い合わせの際には「担当の者がご自宅を訪ねられたが全く何も感じなかったそうだ」と聞くことが多々あります。このケースではご相談されている方が比較的「マンション屋上の電波の送受信設備を気にされている」または「付近に高圧電線が通る鉄塔があることを気にされている」など「電磁波関連の施設に対して不安感を抱かれている」ことが多いため、まずはご相談の内容を詳しく聞き、気になる施設等について詳細な情報を求めること、また、その相談内容詳細に則した調査を検討・実施することが重要です。

親が電磁波で嫌がらせを受けていると訴えているが、そのような現象は起こりえないと説明してもわかってもらえない、どう対応すべきか

お問い合わせいただいた方のご両親のいずれかが被害を訴えているが、お問い合わせいただいた方は信じていないパターンです。ただ、「絶対に電磁波の被害は無い」とは言い切れませんし、証拠も無しに頭ごなしに決めつけても理解してもらえません。対応として、まずはどのような被害を受けているかを詳細に聞いてみて、実際に電磁波関係の調査を行い、目に見える形で(データとして確かな形で)確認を行うことが必要です。

配偶者が電磁波の被害を訴えているが、自身には何も感じられない、本当に電磁波の影響があるか確かめたい

お問い合わせいただいた方の配偶者が被害を訴えていて、実際に被害を受ける程の電磁波が届いているかを確認されたいパターンです。ただ、同居されていて一方だけが被害を受けていると仰っていることから、電磁波のみではなく低周波音の影響も疑うべきかもしれません(低周波音は人によって感じ方が大きく異なり、同居されている方のいずれかのみ被害を訴えるケースが多いためです)。対応としては実際にどの程度の電磁波がご自宅に届いているかを測定により明らかにすべきと言えますが、測定による調査を検討される際には低周波音の調査も候補に加えた方がよろしいでしょう。

電磁波関連の調査は当社まで

当社では電磁波・低周波音・振動など「人によって感じ方が大きく異なるもの」「被害の個人差が大きく程度がわかりにくいもの」に対して「数値として目に見える形にする」調査を多種行っております。調査をご検討の際はお気軽にご相談ください(>>お問い合わせはこちらから)。

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