騒音計レンタルと当社サービスの違い/本当にレンタルで問題ありませんか?
たびたびお客様から、騒音計をレンタルしようか、当社に依頼しようか迷っているとご相談いただくことがあります。もちろん当社のサービスを利用していただけばうれしいですが、どちらも一長一短ありますので、下記にてご紹介いたします(ほとんど当社のPRに見えるかと思いますが、ご容赦ください)。
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騒音計レンタルでは報告書が入手できない
騒音計レンタルと当社サービスの違いはこれが一番大きいと思います。一般的に騒音計による測定は、第三者に説明するためのデータを入手することが目的ですので、単に測定するだけでは目的は達成できず、第三者に説明するための資料化が必要となります。
騒音計をレンタルする場合は、測定データの抽出(データ保存できない機種を借りた場合は手書き)、マージ(複数代の場合)、整理、分析、グラフ化などの作業がご自身で行うこととなります。
したがって、報告書のような資料が必要な場合は、レンタルでは不十分な可能性があります。一方で、このようなデータ分析や文章化が得意な方(自分でできる方)、あるいは報告書などの資料が不要な場合は騒音計レンタルを選択可能となります。
騒音計レンタル会社様は装置の専門家、当社は騒音の専門家(サポート力の違い)
騒音計をレンタルした際にレンタル会社様の一部では装置の使用方法について電話などでサポートしてくれます(レンタルする場合は事前に確認してください)が、どのように測定するべきか(測定場所や時間など)については多くの場合サポートはないはずです。これはレンタル会社様は装置のプロであって、騒音問題の専門家ではないためです。一方当社は、装置ではなく、騒音の専門家ですので、装置の操作方法だけでなく、問題解決に向けたサポートをさせていただいております。
したがって、騒音計の使用や設置のご経験がない方、騒音についてあまり詳しくない方はレンタルでは不十分な可能性があります。
騒音計レンタル会社では調査派遣は対応していない
ひとつ上の内容と似ていますが、調査員派遣による調査が必要な場合はレンタル会社さまでは対応できません。
金額が安いのはどちらか
短期間の場合は当社のほうが安い場合もありますが、多くの場合、長期間装置が必要な場合、レンタル会社さまを利用されたほうが有利です。また、いくつかの騒音計レンタル会社さまでは「最低利用料金」「梱包・送料」「保険費用(デポジット)」などがレンタル料金以外必要となる場合はありますので、事前に確認してください。
騒音計のレンタル会社は主に法人向け、個人は取引できない場合も
装置レンタル会社様は主に、工場や研究機関、工事現場(建築会社)などの法人に対して一時的に装置を貸し出すことを生業とされています。したがって個人相手には取引をしないレンタル会社様も少なくなく、この場合そもそも騒音計レンタルができないということになります。
当社では法人だけでなく、個人のお客様からのご相談、ご依頼も受け付けています。
騒音に関する知識があり、長期間測定器が必要な場合はレンタルが得
上記をまとめると、データの分析などは自分でできる、サポートはいらない、安く長期間測定したいといったお客様はレンタルをご利用されたほうが得かと思います。一方で騒音については詳しくない、分析などもやってほしいといったご要望があれば、ぜひ当社をご検討ください。
主なレンタル会社様
騒音計のレンタルを行っている会社様には以下のような会社があります(取引は自己責任でお願いいたします)
①オリックス・レンテック
http://catalog.orixrentec.jp/measuring_instrument_rental/list.html?category=179
②モノタロウ
https://www.monotaro.com/
③NDTレンタル
http://www.ndtrental.jp/
④レックス
http://www.rex-rental.jp/kan/kan01.html
【著者情報/略歴】2014年より日本騒音調査カスタマーサービス部門、HP記事担当。年間1,000件を超える騒音関連のお問い合わせに、日々対応させていただいています。当HPでは、騒音に関してお客様から、よくいただくご質問とその回答を一般化して紹介したり、当社の研究成果や学会(日本騒音制御工学会等)に寄稿した技術論文記事をかみ砕いて説明させていただいたり、はたまた騒音関連のニュースを解説させていただいたりしています。
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