神奈川県警の発表によると、2020年の110番件数は82万件で前年よりも2.7万件減ったといいます。減ったとはいえ、神奈川県だけで82万件とは恐るべき数です。
一方で騒音に関する苦情件数はタイトルの通り、7割増加の6,600件となったとされています。発表の中では「 テレワークによる自宅勤務者が頻繁に換気をしたこと」が影響していると分析しています。
この発表の内容については当社の体感と一致しています。去年の当社への騒音苦情に関するお問い合わせは過去最高の件数となりました。大半の相談内容は従来の変わりありませんが、最近の傾向としては下記のような苦情についての相談が増えたように思います。
1.自宅勤務が増えたことによる、日中の騒音
2.特に古いマンションにおける換気に伴う窓の開閉音
3.天候+換気が増えたことにより、エアコンの負荷(騒音)が増えたこと関する苦情
上記に加えて、様々な要因によってストレスを抱えている方々が増えているようにも感じます。聴覚などの感覚値は心の状態によっても大きく感じ方が異なるため、世の中にストレスがたまると、騒音の苦情が発生しやすくなる傾向があります。
記事へのリンク https://www.tokyo-np.co.jp/article/79551
当社では騒音問題解決のお手伝いをさせていただいております。お気軽にご相談ください。
【著者情報/略歴】2014年より日本騒音調査カスタマーサービス部門、HP記事担当。年間1,000件を超える騒音関連のお問い合わせに、日々対応させていただいています。当HPでは、騒音に関してお客様から、よくいただくご質問とその回答を一般化して紹介したり、当社の研究成果や学会(日本騒音制御工学会等)に寄稿した技術論文記事をかみ砕いて説明させていただいたり、はたまた騒音関連のニュースを解説させていただいたりしています。
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