東京都の改正環境確保条例
4月1日、子供の声を騒音の規制対象から除外した東京都の改正環境確保条例が施工されました。
東京都は待機児童が多く、今後新たな保育所を作りやすい環境づくりを図るための条例であると見られています。
改正条例では、保育所や幼稚園、公園での子供の声や足音、拍手などを騒音の数値規制の対象外とする。その上で、音の種類や頻度、防音対策、関係者同士による話し合いの内容から周辺住民への影響を判断し、必要があれば施設側に措置を取るよう勧告・命令できるとしました。これまでは地域や時間ごとの音量の基準があり、従来は子供の声も対象に含まれていました。
子供の声が騒音でないという人も少なくない
Jタウンネット調べるによると全国の市民のうち約40%の人は「子供の声」を騒音ではないと考えているようです。
一方特に北関東や東北においては騒音であると考える人が多いようです。
今後これらの条例が全国で展開されるかに注目したいと思います。
【著者情報/略歴】2014年より日本騒音調査カスタマーサービス部門、HP記事担当。年間1,000件を超える騒音関連のお問い合わせに、日々対応させていただいています。当HPでは、騒音に関してお客様から、よくいただくご質問とその回答を一般化して紹介したり、当社の研究成果や学会(日本騒音制御工学会等)に寄稿した技術論文記事をかみ砕いて説明させていただいたり、はたまた騒音関連のニュースを解説させていただいたりしています。
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