[不動産管理会社さま向け]マンション騒音クレーム初期対応のための、「現況調査アンケート」と活用ガイド

マンション入居者からの騒音クレームは、管理会社様が対応に最も苦慮される問題の一つではないでしょうか。本ページでは住民からの騒音クレームを受けた際に、状況を正確に把握し、適切な対応方針を決定するためのツールとして、当社が作成した「マンション騒音現状調査シート」を紹介させていただきます。

マンション騒音初期対応にはアンケートの活用が有効

騒音問題・騒音クレームが発生した際、まず第一に行うべきは現状を整理することです。一方、騒音の被害者は感情的になっていることが多く、事実を整理しようにも気持ちが優先してしまい、一向にどんな状況かが分からないまま、時間だけが過ぎ去ってしまうことも少なくないのではないでしょうか。そこで当社ではマンション騒音の初期対応として記入式のアンケートを活用することをおすすめしています。アンケートを活用することで、冷静に、効率的に状況を明らかにすることが、可能になるかと思います。アンケートはこちらから>>ダウンロードしてご確認ください。

マンション騒音、現況調査シート

「マンション騒音現況調査アンケート」の内容解説

1.記入者情報

クレーム申立者の特定と、今後の連絡方法を確認します。匿名希望の選択肢を設けることで、心理的ハードルを下げ、より多くの情報収集が可能です。

2.騒音の発生状況

2-1.どのような騒音か
騒音の種類を特定することで、構造的な問題か生活行動の問題かを判断し、適切な対策を検討します。

  • 足音・歩行音: 床の遮音性能の問題である可能性もあります。
  • 子どもの音・ペット: 生活音の範囲か過度な騒音かの判断が重要です。時間帯と頻度がカギになります。
  • 楽器・DIY作業: 管理規約との照合、使用時間の制限の確認が必要です。
  • 家電音: 設置場所や使用時間帯の配慮を促すことで改善可能なケースもあります。

2-3. 発生時間帯
時間帯により、騒音の許容度や対応の緊急度が変わります。特に夜間騒音は深刻な問題として扱う必要があります。

2-4. 発生頻度
頻度は問題の深刻度を測る重要な指標です。毎日発生する騒音は、たとえ短時間でも大きなストレスとなります。

2-5. 継続時間
騒音の継続時間は、受忍限度を判断する上での重要な要素です。短時間の騒音と長時間の騒音では、対応方針が異なります。

2-6. 開始時期
騒音が始まった時期を知ることで、原因を特定しやすくなります。新しい入居者、リフォーム、生活パターンの変化などと関連付けられます。開始時期が明確な場合、その時期に建物や住民に変化がなかったか確認しましょう。新規入居、退去、管理組合での工事承認などの記録と照合することで、原因究明の手がかりになります。

3.騒音の影響

3-1. 生活への影響
実際の生活被害を具体的に把握することで、問題の深刻度を客観的に評価することができます。これは今後の対応方針決定の重要な判断材料となります。

3-2. 影響の深刻度
申立者の主観的な評価を4段階で把握します。この情報は、客観的なデータ(時間帯、頻度など)と組み合わせて、総合的な判断材料とします。

4.これまでの対応

すでに実施された対応を把握し、その効果を評価することで、次の対応策を適切に選択するための材料とします。また、住民間で直接トラブルになっていないかの確認も重要です。何も対応していない場合は、問題が最近始まったか、どう対応すべきか分からず悩んでいる可能性があります。逆に、複数の対応を試みている場合は、問題が長期化し、申立者の不満が蓄積している状態です。

5.他の住民からの苦情

同じ騒音源に対して複数の住民から苦情がある場合、問題の客観性が高まります。これは対応の優先度を上げる重要な判断材料となります。複数の住民から同様の苦情がある場合、個人の感受性の問題ではなく、実際に過度な騒音が発生している可能性が高くなります。この情報は、騒音源への注意や、理事会での問題提起を行う際の根拠として活用できます。ただし、プライバシーに配慮し、情報の扱いには細心の注意を払いましょう。

6.ご希望の対応

申立者が求める解決方法を把握することで、実現可能な対応策の提案を検討します。

各対応方法の特徴と実施タイミング

  • 注意文書の配布: 第一段階として最も一般的。特定を避けつつ全体への注意喚起ができます
  • 個別注意: 騒音源が特定されており、確実な証拠がある場合に有効。ただし、慎重な対応が必要です
  • 騒音調査: 客観的データが必要な場合、または騒音源が不明な場合に有効。専門会社による測定で、法的根拠も得られます
  • 話し合いの場: 双方の理解が得られそうな場合に有効。ただし、感情的な対立がある場合は慎重に

「必ずしもご希望の対応ができるわけではない」という注意書きを明記することで、過度な期待を避けられます。申立者の希望を尊重しつつ、実現可能性や効果、他の選択肢についても丁寧に説明することが重要です。

7.その他・補足事項

選択肢では拾いきれない重要な情報や、申立者の心情を自由に記述してもらう場です。予想外の貴重な情報が得られることがあります。

専門的な騒音調査が必要なケース

こんな時は調査をご検討ください

  • 騒音レベルが受忍限度を超えているか客観的な判断が必要
  • 騒音源が特定できない、または住民間で見解が分かれている
  • 注意喚起を行っても改善が見られない
  • 訴訟に発展する可能性があり、証拠資料が必要
  • 建物の構造的な問題が疑われる
  • 複数の住民から同様の苦情が寄せられている

専門調査のメリット

  • 客観的データ: 環境基準や建築基準との比較が可能になります
  • 紛争の予防: 客観的なデータがあることで、感情的な対立を防げます
  • 原因の特定: 音の伝播経路や発生源を測定・分析できます

騒音問題でお困りの際は日本騒音調査にご相談ください

豊富な経験と専門知識で、マンション騒音問題の解決をサポートいたします。
現地調査、音圧測定、報告書作成まで、ワンストップで対応可能です。
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