【騒音調査問い合わせ事例】
●階建て分譲マンションの●階に住んでおります。床はフローリング,構造はRC構造,2重床です。今年に入ってから1歳の子供の足音について階下の住人からクレームが継続的に来ており,ほぼ住居の全面にマットを敷くように要求されています。過去にも子供の足音でトラブル経験のあるクレーマーのようで,入居当初からずっと,何らかの音に関するクレームを出し続けています。
クレームが始まって3か月,子供の足音以外の身に覚えのない音に関しても文句を言ってくるようになりました。共用廊下や別の住戸からの音だと思いますが,部屋の用途などの説明だけでは納得しそうにありません。
その一方で管理会社立ち合いの話し合いは拒否しており,ひとまずこちらが動いて客観的資料を得たいと考えています。ちなみに我が家は共働きで平日の子供の起床時間は6時半,7時半過ぎ~18時半過ぎ保育園,21時に就寝させます。休日の午前中~夕方は出かけたり自宅だったり様々ですが,21時には就寝させており,生活時間帯には気を付けています。
可能なら我が家だけでなく,両隣の住戸にも協力してもらい,階下の部屋で音の大きさを測定し,相手方が騒音だと主張する種々の音について,音源や音のレベルについて調査を行いたいです。
音源を明らかにできなくても我が家からの音と否定できる資料を得たいのと,かつ受忍限度を超えない音に関しては相手方の要求を裏付けを取って拒否できるように,と考えています。
したがって「一般的な受忍限度」に関する御社がお持ちのデータも合わせて示していただけると幸いです。
【日本騒音調査の所見】
このようなお悩みは決して特別なことではありません。当社には同様のご相談が数多く寄せられております。
今回のケースのように、もし隣接するお部屋のご協力が得られるのであれば、複数の場所で音を同時に測定するのが極めて有効です。ご相談者様のお部屋、両隣、そして階下のお部屋に測定器を設置し、データを比較することで、階下で聞こえる音が、本当に真上のお部屋から来ているのか、その音の大きさは社会生活を送る上で「我慢すべき範囲」を超えているのか、といった点を客観的なデータに基づいて主張できるようになります※。
感情的な言い分だけでなく、こうした「事実の記録」が、問題解決の第一歩となります。同様の状況でお悩みでしたら、どのような調査が最適かご提案いたしますので、どうぞお一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。>>お問い合わせはこちらから

【著者情報/略歴】2014年より日本騒音調査カスタマーサービス部門、HP記事担当。年間1,000件を超える騒音関連のお問い合わせに、日々対応させていただいています。当HPでは、騒音に関してお客様から、よくいただくご質問とその回答を一般化して紹介したり、当社の研究成果や学会(日本騒音制御工学会等)に寄稿した技術論文記事をかみ砕いて説明させていただいたり、はたまた騒音関連のニュースを解説させていただいたりしています。
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