マンション騒音の相談事例と解決に向けた騒音測定のポイント

当社へのお問い合わせの中で最も多い「マンションやアパートなどの集合住宅における騒音トラブルに関連する騒音測定相談事例」と「各事例に合わせた騒音調査や問題解決のためのポイント」をこのページでは紹介しています。下記では特にお問い合わせが多いケースについて紹介していますが、記載している相談事例に限らず、当社では様々なご相談・騒音問題や騒音トラブルに対して柔軟に対応していますのでお気軽にご相談ください(>>お問合せはこちらから)。
なお、マンション騒音問題やトラブル解決のためのポイントをまとめたページも参考にしてください(リンク>>マンション騒音・トラブル解決8個のポイント

マンション上階からの夜間の騒音(衝撃音)をどうにかしたい

マンションに住んでいて上階からの夜間の騒音に悩まされています。上階住人に迷惑していることを直接何度も申し入れたことで一応マットを引くなどの対応をしてくれてはいますが、現状あまり改善していません。私も何度か起こされていてストレスを感じていますが、私よりも妻や子どもが夜間に起こされることで体調を崩しており、これ以上は耐えられない状況です。
自身の対応としては1ヶ月以上前からICレコーダーで録音しており、上階からと思われる非常に大きな衝撃音を何度も記録しています。(まだ先方には録音データを聞かせておらず、近いうちに一部を聞かせて対応を考えてもらおうと思っています)。
ただし、何度も申し入れているうちに、「うちからの音ではない」「その時間帯は不在」(=明らかな嘘と考えています)というようなことを言い始めています。
聞こえるのは、子供(3歳)の走る音、大人の足音(ベランダ含む)、クローゼットなどの扉を強く閉める音、家具を引きずる音など様々で、特に夜間や早朝が顕著です。なんとか上階の騒音をやめさせたいと思っていますがどうすればよいのでしょうか。アドバイスをよろしくお願いします。

【マンション騒音解決に向けた騒音測定のポイント】
マンション上階の騒音をやめさせたい場合、一般的には①確かに相手が発生させている音であること②発生している音が受忍限度(基準値)を超えていることの二つを示すことが必要です。①を明らかにするためには、複数台の測定器を用いた調査で方向性を明らかにすること、他の入居者や管理会社などの第三者の証言を得ることが有効になります。また、②を明らかにするためには定量的な騒音の測定が必要になります。
参考リンク>>騒音調査と解決までの流れ

マンション上階からの深夜の衝撃音を測定して騒音発生の証拠にしたい

マンションの2階に住んでいます。最近引っ越してきた3階の住民が深夜に何か重いものをリビングの床に落とすような音を発生させていて、寝ていても飛び起きてしまいます。そういったひどい騒音を3~4月にかけて出すので直接何回も注意したのですが、一向にやまないので管理会社に相談しました。ただ、管理会社は「注意喚起を行うにも騒音の証拠がないと無理」ととりあってはくれませんでした。しばらく様子を見ていましたが騒音が止まることはなく、8月には警察に行って相談しました。結論から言いますと、警察に行って相談した後は警察の注意もあり2ヶ月ぐらいは音を出さなかったのですが、11月某日の夜中の3時、4時の2回にわたり久しぶりにとんでもない騒音を出したので警察を呼ぶことになりました。このように何時騒音が発生するか分からない状態なので、長時間騒音を測定して証拠として提出したいです。

【マンション騒音解決に向けた騒音測定のポイント】
一般に騒音の証拠として第三者から求められるのは、個人の感覚(主観としての言い分)ではなく「どの程度の音が発生していたのか」といった客観的なデータです。いつ発生するかわからない騒音のデータを得るためには長時間測定器を設置してモニタリング(記録)する調査が望まれます。
参考リンク>>騒音計/測定器の仕様

調停の証拠としてマンション上階からの騒音を測定したい

私は昨年新築されたマンションに住んでいますが、明らかに上階の住人によると思われる騒音で悩んでいて、何度管理会社や警察を通して注意をしても改善されないため調停や訴訟による解決を考えています。というのも、マンションはRC造の5F建て(全27戸)で階段状に部屋がある構造をしており、私の住む部屋は4F角部屋、問題の家一軒のみ上階にあるといった状況で上階の住人が騒音を発生させているのが明らかであるためです。特に子供が飛び跳ねる重い音(突発的な衝撃音)や、地団駄を踏んだり行進したりする連打音(定常的な騒音)を測定し、証拠にしたいと思っています。

【マンション騒音解決に向けた騒音測定のポイント】
騒音問題がどうしても解決しない場合、調停や訴訟(裁判)に発展するケースがありますが、経済的、時間的な負担が多くなるため問題解決の手段としては一般的に最後の一つになります。なお、調停や訴訟を行われる際は、相手の行為の違法性を示し自身に有利な立場を築く(騒音や騒音による被害の証拠を集めておく)必要があります。

参考リンク>>騒音問題で訴訟を行う場合に掛かる弁護士費用はどのくらい?

参考リンク>>騒音問題で法的に有利な立場を獲得するためのポイント

マンション上階からの音楽の証拠を入手したい

私どもの法人で所有しているマンションで上の階の方の音楽が気になるという入居者がいらっしゃいます。とにかく大音量で聞いていてうるさいといのことで、上の階の方が本当にうるさくしているのか?下の階の方が過敏反応しているだけなのか?を明らかにしたいと考えております。
うるさいというのは個人の感覚ですし、注意を行うにも証拠がないと難しいものなので音楽の録音データや数値が示された報告書など「根拠」となるものを入手したいです。

【マンション騒音解決に向けた騒音測定のポイント】
ある程度の音が発生していることは分かっているが、それが過敏反応なのかを明らかにしたいということで、録音データはもちろんのこと、発生している騒音レベルの大きさによっても判断することが望ましい事例です。

下階住人からの騒音苦情に対応したい

分譲マンションに住んでいて下の階に住む方から騒音苦情の申し出を受けています。苦情の内容としては「日常的に足音がする(フローリング)」、「洗濯乾燥機(ドラム式)と思われる音が不快だ」と言われています。
苦情は昨年から続いていますが、我が家も初めて申し出を受けた時は時間帯や音に気をつけなければと思い、歩き方やスリッパなどできる範囲で配慮してきました。しかしながら、相手方からは同じような苦情が延々と続いています。
また、洗濯に関しましては毎日のことですし、共働きですので帰宅してから夜9〜10時頃に行う事が多く、それ以外にできるとしたら早朝になってしまいます(私たちの生活パターンでは早朝に洗濯することが非常に困難です)。ですから洗濯の音が騒音になってしまうのならば、私たちは平日に洗濯ができなくなってしまいます。
今、お話したのは苦情の一例ですが、我が家は子供はおらず、夫婦2人だけの世帯です。相手方(奥様)からしてみれば音が気になって仕方ないようなのですが、私どもとしては普通に暮らしているつもりです。
果たして我が家の生活音が階下にとって受忍限度(基準値)を超えるものなのか、明らかにしたいと思っています。

【マンション騒音解決に向けた騒音測定のポイント】
生活のため仕方なくやっているだけで大きな騒音を発生させている心当たりはないが苦情を言われているパターンです。このような場合、自分の家の騒音レベルがどの程度のものかを測定し、明らかにしたうえで苦情を申し立てている相手とお話しすることが望まれます。同様のケースでは管理組合や管理会社などの立ち合いのもとで騒音の実験や測定を行われる場合があります。

マンション内の不明な音を調査したい

新築マンションに両親が住んでいますが、夜中に不定期ですがピーと言うような電子音が階上(天上あたり)より聞こえます。夜はシーンとしているので特に気になるようです。私も一度泊まってみましたが、確かに零時から朝方5時過ぎまで何回か音が聞こえました。昼間もしているかもしれませんが、雑踏で聞こえいないと思います。父は気になり眠りが浅くなっているようです。発生している音がどこから発生しているのかを特定できるのか相談させていただきたいです。

【マンション騒音解決に向けた騒音測定のポイント】
発生源が不明な音の事例です。集合住宅の場合、不明音源の発見は非常に困難であり、発生源の調査には様々な方法がありますが、マンションで常時発生している音の場合、調査員がお伺いして測定器や各種探索用機器(集音マイクやコンクリートマイク、マイクロスコープなど)を用いて居室内や建物共用部を探索調査させていただくケースが大半です。
参考リンク>>騒音発生源、探索支援サービスのご案内

床を故意に踏む音の騒音問題を解決したい

賃貸マンションの管理会社です。ある居住者の騒音によって2室が退去に追い込まれており非常に困っています。その居住者は床を故意に強く踏む等の行為を何度も行っており、弊社としては住人および不動産会社と協力した強制退去も視野に入れた対応を計画しております。既に弊社現地確認と、隣接部屋からの情報提供で●●号室が騒音元と断定しておりますが、居住者本人が否定している為、証拠を入手したいと思っています。

【マンション騒音解決に向けた騒音測定のポイント】
特定のマンション入居者が騒音を発生させている可能性があるが否定している場合です。このような場合、他の入居者による(多様性のある)証言を得ること、複数台の騒音計を各部屋で使用し騒音の発生を確認することなど様々な方法で騒音を客観的に確認していくことが望まれます。
参考リンク>>騒音発生主を強制退去させるためにやるべき事、やってはいけないこと

マンション階下住人による迷惑行為を明らかにしたい

私たち家族は現在マンションの6階に住んでいて、妻が「今年の5月位から下の階(5階)の住人が棒のような物?で天井をつついてくる様な音がする」と言うのです。
つまり、今私が住んでいる5階の床から「コンコンコン!」と下の階から突き上げるような音がするとのことです。
私は平日昼間に仕事で居ないため、その音を聞いたことがありません。ですが妻は下の人が故意に迷惑行為を行っていると決めつけています。それくらい酷いとの事。問題なのは、その「証拠」も無いのに、妻が下の階の人に何度も言いに行ったり(言い方は苦情のレベルでは無いですが)、管理組合や理事長にも、ほぼ決め付けた言い方で相談したりしています。もちろん下の5階の方は、その様な嫌がらせはしていないとの事です。
中立的な立場として、ちゃんとした証拠、つまり報告書があれば妻も相手(下の階の住人)も納得させるために騒音調査によって迷惑行為の事実を明らかにしたいと思っています。

【マンション騒音解決に向けた騒音測定のポイント】
同居人の片方のみが騒音を訴えている場合です。このような事例の場合、本当に騒音が発生している場合と、実際には騒音は発生していない場合があります。騒音発生の有無を明らかにするためには発生している音を記録し数値化することが望まれます。

隣人の騒音を止めたい

数日前から、以下のような家の中の異音に悩まされています。
・ズー、ズン、ズン、ズーーーーー、ズーーーという感じの低音。
・リズムは不規則。長い場合と、ズン、ズン、など短い場合があるが、聞こえなくなることはない。
・家の中に入ると聞こえる。外ではしない。
・エアコン、換気扇、扇風機などあらゆる電化製品を消しても聞こえる。
・分譲マンションの9階。
→10年住んで、初めて、ここ数日で聞こえはじめた。分譲なので、隣近所が新しくなにかを設置したなどは考えにくい。
・時間帯に関係なく聞こえる
→工事などであれば、時間帯で聞こえなくなるときがあってもいいはず。
・夫婦ふたり暮らし、主人にはあまり聞こえない(聞こえたような気もするが勘違いだったこともある)
・妻にしか聞こえない音なのか、第三者に聞いてもらっていないのでわからない
→現在、妻がノイローゼとか幻聴が聞こえるような疾患はない。
・部屋のどこででも聞こえる
このような状況だが騒音を測定することで問題を明らかにしたい

【マンション騒音解決に向けた騒音測定のポイント】
このケースは「隣人の方が引っ越してきてすぐ始まった」という内容ではないため、マンションの他の部屋で、空調室外機やマンション共用部の設備(エレベーター)が経年劣化(あるいは気候変動による過負荷)することにより異音が発生している可能性を疑う事例となります。また、同居人の片方のみが騒音を訴えているため、まずは本当に騒音が発生しているかどうかを確かめることも必要です。

マンションの設備変更に伴う騒音に対応してほしい

私は中古分譲マンションの最上階に住んでいて、屋上にある給排水設備の変更・移設に伴い自宅内で騒音が発生するようになり困っています。日中はそれほど気になりませんが、夜間に設備による騒音で何度も起こされ不眠になり、病院に通っているといった状況です。
これだけの状況にも関わらず、管理会社に問い合わせたところ、「設備は最新のものなので騒音が発生する訳が無い」と対応をしてもらえません。
私としては、設備による騒音発生を明らかにして再度の移設や調査にかかった費用の負担など然るべき対応を行ってもらいたいと考えています。

【マンション騒音解決に向けた騒音測定のポイント】
マンション共用部の設備により騒音が発生している事例です。管理会社が調査を行っているケースが多いのですが、上記の場合は自身で対応するしかありません。まずは相手方を話し合いのテーブルにつかせるために騒音発生の有無を明らかにすることが望まれます。

リフォーム後の下階からの騒音苦情を解決したい

床の劣化が激しいことから今年の5月に自宅(分譲マンション1室)の床をリフォームしたのですが、リフォーム後に下の階から「足音がうるさい」と何度も苦情がくるようになってしまいました。
それほど大きな音をたてて歩き回っているつもりはないし、むしろ苦情を受けてから注意して歩いているのですが、それでも下の階の方には「全く騒音が収まっていない」と何度も苦情を受けています(管理組合にも報告されて会合でも注意を受けてしまいました)。
私としては、本当に騒音が発生しているのかを確認し、もし発生しているのであればリフォームの不備として施工を行った会社に対応してもらうつもりでいます(騒音が発生していないのであれば下の階の方に説明して納得してもらうしかないと思っています)。

【マンション騒音解決に向けた騒音測定のポイント】
リフォーム前後で足音に変化があったのか、もしくはリフォーム後の足音が本当に騒音といえる程の音なのか確認が望まれる事例です。上記の場合は既にリフォームが行われた後であるため、実験的に足音をたててそれを測定し、基準値を超えるかどうかを確認されるケースが多いです。また、同様のケースでは管理組合や管理会社などの立ち合いのもとで騒音の実験や測定を行われる場合があります。

分譲マンションの下の階の騒音を証明してリフォームを行いたい

下の階からの側路伝播音というより、普通の生活音が何倍にも響いて聞こえます。たとえばしゃっくりまで聞こえています。
入居中の分譲マンション最上階角部屋です。おそらくGLボンドによるものだとおもいます。
裁判というより、GLが原因という証拠があればリフォーム代でも販売主からもらえればと考えています。築10年以上たっていますので管理組合は対応外といわれましたが、騒音値を証明することで販売主にリフォームを行ってもらう交渉材料にしたいと思っています。

【マンション騒音解決に向けた騒音測定のポイント】
特定の場所(今回はGLボンド部)や構造が原因になっているかどうかは、実際にリフォームを実施しなくては分かりません。リフォーム前後での遮音性能の比較が望まれる事例ではありますが、下の階の方に協力してもらい実際の生活音の測定を行っておくのも良いでしょう。

いやがらせの騒音問題を解決したい

築10年の分譲マンション12階です。嫌がらせの相手を特定したい。
・こちらが部屋を移動すると、音が移動してくる
例:壁、ベランダ、部屋の前だけの廊下など
・音の種類がその都度違う
例:調理の時、包丁がまな板に当たるような音、ペンで壁をたたたくような音、机を指で連続してたたくような音、扉の閉まる音、重低音、換気扇等
・振動2回
例:微かに重低音がしばらく続いた後、床が振動。掌を当てるとガタガタと音をたてて振動するのがわかる。音は聞こえないが、震度1程度の地震のような揺れ生活音を含みますが、こちらの行為に対して(極端なもので、マウスのクリックや机にひじをついた時)、意図的に音を返してくる

【マンション騒音解決に向けた騒音測定のポイント】
まずは、騒音の発生の有無を明らかにすることが望まれる事例です。

近隣エコキュートによる低周波音を測定したい

現在私はマンション2階に住んでいるのですが、隣家のエコキュートの低周波音に1年前から悩まされて体調不良となりました。私が隣家のエコキュートによる低周波音によって被害を受けていることを証明するために、長時間低周波音を測定したいと思います。

【マンション騒音解決に向けた騒音測定のポイント】
低周波音の被害は、人によって感じ方が異なるため、人に相談してもわかってもらえないことが少なくありません。測定器を用いて発生状況を定量化(数値で示す)ことが望まれる事例です。
参考リンク>>低周波音(低周波騒音)と健康被害

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当社では騒音の測定や調査を通して、騒音関連課題解決のお手伝いをしています。ご要望に合わせて様々な調査を実施いたします。お問い合わせはこちらからお気軽にご連絡ください。>>問い合わせフォーム

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