実験結果によると夜間室内で騒音レベル40デシベル以上であると連続音でも完結音でも睡眠に影響は男性より女性、若い人よりも老人の方が睡眠妨害を受けやすくなります。また夜間に交通量が減って騒音が間欠的になると LA50(時間率騒音レベル)よりもLA5やLAeq(等価騒音レベル)の方が睡眠妨害と相関が高い。これは時々通る自動車のピークレベルが問題になるためです。
日本の環境基準の夜間値は屋内で LAeq 40db 以下を根拠としています。なお、病人の安静、療養を確保するためのレベルは睡眠のためのレベルより5デシベルくらい低く、家庭内でのだんらんや休養のためのレベルは5デシベルくらい高くても良いと考えられています。
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