【エンジン音】騒音と呼ばれるうるささの基準は?ハイブリッドの無音は危ない?
ちょっと古い話になりますが2010年の1月に国土交通省から発表された「ハイブリッド車等の静音性に関する対策のガイドライン」というのをご存知でしょうか。簡単に言ってしまうと「ハイブリッド車が静かすぎるから人が車に気が付けないので危険」ってい言う事なんですね。なんか不思議な感じがして改めて音と速度について調べてみました。
引用元: 【エンジン音】騒音と呼ばれるうるささの基準は?ハイブリッドの無音は危ない?|GOIN[ゴーイン].
本記事によればハイブリッドカーは静かすぎるという理由から「車両接近通報装置」が装備されているようです。面白いのは、音の質についても定められており、下記のような音は不適当とされている点です。
① サイレン、チャイム、ベル及びメロディ音
② 警音器の音
③ 鳴き声等動物や昆虫が発する音
④ 波、風及び川の流れ等の自然現象の音
⑤ その他常識的に車両から発せられることが想定できない音
これらは「自動車の音かどうか」を区別できなくてはならないとの理由から定められたそうです。
ちなみにトヨタのプリウスPHVの音は下記のような音が採用されています。
当社は「うるさい」の解決を支援する会社ですが、世の中には「静かすぎる」ことが問題になることもあったとは驚きです。
【著者情報/略歴】2014年より日本騒音調査カスタマーサービス部門、HP記事担当。年間1,000件を超える騒音関連のお問い合わせに、日々対応させていただいています。当HPでは、騒音に関してお客様から、よくいただくご質問とその回答を一般化して紹介したり、当社の研究成果や学会(日本騒音制御工学会等)に寄稿した技術論文記事をかみ砕いて説明させていただいたり、はたまた騒音関連のニュースを解説させていただいたりしています。
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