A特性とは_人間の感じるうるささと騒音

音圧レベルの大きさと人間の感じる騒音の大きさは必ずしも正比例しません。それは人間の耳が周波数別に異なる感度を有するためです。例えば100Hzの音と2,000Hzの音では同じ音圧レベルであっても20db程度「うるささ」は異なります。このような音圧レベルと人間の感じる「うるささ」を補正するために「A特性」という周波数を補正する特性があり、騒音レベルを算出するために用いられています。このページでは、A特性を含む各特性について紹介します。
※Hz(ヘルツ):周波数の単位で音の高さを表すときに用いられます。
※db(デシベル):音圧レベルの単位で音の大きさを表すときに用いられます。

A特性_騒音レベル音圧レベル補正

Z特性とは

Z特性は測定の際に各周波数の音に対して補正を行わない特性です。各周波数帯の音の純粋なデータ(補正がかかっていないデータ)を取得するために適した特性となっていて、音に関する機械(スピーカー等)の性能を評価する際のデータ取得などに用いられます。

C特性とは

C特性はZ特性と同じように補正がほぼ無いように見える(補正値がほぼ平坦な)特性ですが、「31.5Hzを下回る低い周波数の音」と「8kHzを上回る高い周波数の音」に対して補正がかかる特性になっています。例えば、測定データを得たいが人の耳では聞き取りにくい非常に低い音や高い音は必要ない、といった場合に用いられる特性です。昔は騒音の測定にも用いられていました。

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