騒音規制法における騒音の4つのタイプとその分析/評価方法
ページの要約
騒音規制法では、発生する騒音を時間変化の様子から 4 種類(定常騒音/分離衝撃騒音/変動騒音/間欠騒音) に分類する。
各タイプごとに適した指示値(最頻値・最大値平均・時間率値など)を用いて評価する基準が定められている。
騒音の測定・評価では、単一のピーク値を使うのではなく 一定期間のデータをもとに統計的指標を採用する ことが前提となる。
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騒音は4つのタイプに分けられる
一口に騒音とは言っても、一定時間ごとに発生する騒音や、ずっと同じくらいの大きさの音が続く騒音など様々な騒音があります。騒音を測定した場合に「どの値を採用するのか」は非常に重要です。被害者としては、測定された騒音のうち「最大値」を採用して欲しいと思いますが、長期間測定したうちの一点の値のみを採用するのは不自然です。
騒音規制法において、発生している騒音の評価は騒音の時間的変化により、騒音のタイプを次の4つに分類し、それぞれ採用する指示値を定めています。これらのタイプは厳密に定量的にそのタイプが定められているわけではなく、グラフの形などから判断する定性的なものです。

騒音の分類タイプ1_定常騒音
例えば、変圧器から発生する音やモーターが一定に回転している音など、一般的に定常騒音とよばれているもので、この場合は一定であるまさにその指示値を測定値とします。実際には完全に定常騒音であることは考えにくく、多少なりとも音圧レベルは変化していますが、数デシベル程度の変化の場合は「最頻値」をもって測定値とすることになっています。
定常騒音の具体例
・工場の変圧器(トランス)やブロワーの稼働音
・エアコンの室外機や換気扇が連続して動いている音
・サーバーや冷蔵庫のファンが発する音
騒音の分類タイプ2_ 分離衝撃騒音
夏場のエアコン室外機の音、工場の各種機械や建設工事のハンマーなど、極地の値がほぼ一定の高い音圧レベルが一定の間隔をおいて周期的または間欠的に生じるような場合がこれに当たります。この場合は、一 定の最大値が繰り返し生じていると考えられ、最大値を数回読み取り、その算術 平均を測定値とします。
衝撃騒音の具体例
・建設工事における杭打ち、リベット打ちの音
・工場の鍛造プレスやシャー(切断機)の作業音
・ゴルフの練習場の打球音
騒音の分類タイプ3_変動騒音
多数の騒音発生源があり(たとえば機械が稼働している場合)、騒音レベルが大きく変動している場合で、 変動騒音とよばれているものです。この場合は、比較的長期間の測定し、サンプリングが十分な数 (例えば50個以上) になるまで続け、得られた測定データからLA5である90%レンジの上端値(時間率5%値) を算出して測定値とします。1秒間隔で5〜10分程度の測定とする場合が多いです。
変動騒音の具体例
・多数の自動車が走行する道路の騒音
・様々な機械が同時に稼働している工場全体の騒音
・人々の話し声やざわめきが聞こえる繁華街の騒音
騒音の分類タイプ4_間欠騒音
建築現場のくいうちや、工場における鍛造機など周期的または間欠的に高い騒音レベルが発生しているが、 その最大値が一定でない場合です。この場合は、極地の値を複数個 (例えば50 個以上) 測定値から読み取り。この得られた最大値から LA5である90%レンジの 上端値 (時間率5%値) を算出して測定値とします。
間欠騒音の具体例
・定期的に発車・停車を繰り返す電車の騒音
・踏切の警報音
・一定でない間隔で作動するプレス機やコンプレッサーの音
騒音の分析・評価は当社にお任せください
騒音の評価には、まずその音を客観的なデータとして正確に測定し、次に測定値に対して必要な分析を行い、得られた分析値を基準となる値と比較することが必要です。騒音規制法では、発生している騒音の波形特性によって評価方法が分かれていますが、実際には上記のようにきれいな波形が得られることは少なく、どのような評価を行えば良いのか判断するのは悩ましいところです。
私たち「日本騒音調査(ソーチョー)」は、騒音調査(騒音測定や分析)の専門家です。
長年の経験と精密な測定機器を駆使し、お客様が次の行動を起こすために必要不可欠な信頼性の高いデータをご提供しておりますので、騒音の調査結果がご必要になった際はお気軽にご相談ください。ご相談・お問い合わせはこちらから>(問い合わせリンク)













