周波数別騒音のサンプル音源と低周波音・高周波音の性質、特徴、主な発生源
自分の聞こえている騒音がどの程度の周波数なのか、また騒音を調査あるいは測定したいが、この音は低周波なのか高周波なのか分からないなど気になる方のために周波数別の音源サンプルをご用意いたしました。下記の周波数をクリックして実際に音を聞いてみてください。
※音量にご注意ください
※使用されているPCやマイクによっては正しくお聞きできない可能性もあります(特に低周波領域)。
※Hz:周波数の単位で、この数値が小さいほど低い音、数値が大きいほど高い音です。
低周波音・高周波音の性質や特徴、該当サンプル
音は周波数によって性質が大きく異なり、特に極端な低周波音や高周波音はそれぞれ特徴的な性質を持ちます。以下では代表的な「低周波音」と「高周波音」の性質や特徴、当ページにおける該当サンプルについて解説します。
低周波音とは(~100Hz)
一般に「ゴー」「ブーン」といった、機械が唸るような音として聞こえることがあります。あるいは音として聞こえずとも「体に圧迫感を覚える」「窓がガタガタと振動する」といった現象を引き起こす性質があります。また、低周波音のエネルギーは保たれやすく、壁や窓を透過しやすいため、どこから来ているか分かりにくい特徴があります。人によっては心身に影響を及ぼすことも報告されており、個人・法人を問わず深刻な問題に発展しやすい種類の音といえます。
高周波音とは(15000Hz~20000Hz)
一般に「キーン」という金属音または金属がこすれるような音や電子音、「シーッ」という流体音など、甲高く耳障りに感じられるのが高周波音です。たとえ音量自体は小さくても、強い不快感やストレスの原因となり、住環境の悪化や職場環境の問題に繋がるケースがあります。
各周波数帯の音の特徴と発生源
当ページのサンプル音源のような音がどのような物・場所・状況で発生しやすいか、周波数帯ごとに特徴と一般的な発生源をまとめました。騒音源の候補を絞り込みたい場合などにご活用ください。
【超低周波域:1Hz・5Hz・10Hz】
人間の耳では音として認識しにくい超低周波域であり、直接聞こえなくても体への圧迫感や頭痛・睡眠障害として影響が現れることがある帯域です。大型船舶のエンジン、風力発電機の回転翼、大気の変動などが発生源として知られています。
【低周波域:25Hz・50Hz・100Hz】
「ブーン」「ゴーッ」という唸り音として感じられることが多く、窓や壁を透過しやすいため発生源の特定が難しい帯域です。低周波騒音の苦情で最も多く報告される周波数帯でもあります。エアコン室外機(50Hz前後)、給湯器・エコキュートのコンプレッサー(50~100Hz)、工場の大型換気ファンなどが代表的な発生源として挙げられます。
【中周波域:250Hz・500Hz・750Hz・1000Hz】
人間が最もよく聞き取れる帯域で、日常の生活騒音の大半がここに集中しています。一般的な騒音計で測定しやすい帯域であり、騒音規制基準の対象となることも多い周波数帯です。足音・話し声・テレビ音(250~500Hz)、楽器演奏や自動車の走行音(500~1000Hz)などが典型例です。
【高中周波域:2000Hz・3000Hz・5000Hz】
人間の耳にとって特に敏感に感じられる帯域で、小さな音量でも「うるさい」「耳障り」と感じやすい周波数域です。工場・事業所における設備音の苦情で多く見られ、子どもの声や金属同士の摩擦音、電動工具の作動音なども該当します。
【高周波域:7500Hz・10000Hz】
「キーン」という金属音・電子音として感じられる帯域です。防犯用モスキート音発生装置が発生させる音(17000Hz前後の音)の手前にあたり、加齢とともに聞こえにくくなる周波数帯でもあります。エア漏れ、特定の電子機器や蛍光灯のノイズ、超音波洗浄機などが発生源として挙げられます。
一般的な騒音計の仕様について
一般的な騒音計は、全体の音の大きさ(dB)を測定するためのものであり、不快に感じられる、あるいは問題となる「特定の周波数の音だけ」を正確に捉えることができない場合があります。例えば、近隣から「工場の『ブーン』という低周波音が気になる」と指摘されても、一般的な騒音計の測定では敷地境界の数値に大きな変化が見られないことがあります。これは、問題となっている低周波音だけを測定できる仕様ではなく、全体の騒音レベルのみが測定されてしまうためです。企業にとって「騒音計の数値は基準値以下なのに、なぜかクレームが続く」という状況は、まさにこのケースに当てはまります。不正確な測定結果は、企業にとって問題の長期化や企業イメージの低下を招くリスクがあるため注意が必要です。また、特徴的な騒音に晒されている方にとっては問題解決のために正確な測定結果が必要です。
騒音測定用の測定器を選ぶ際は
測定を行うにあたり測定器を選択する際は「全体の騒音が測定できる機器で良いか」「周波数ごとの音圧を測定できる機器にするべきか」も検討すべきと言えます。測定を検討される際は以下を参考にしてください。
・100Hz以下の音を正確に測定する場合→低周波音に特化して測定できる機器が必要
・8000Hz以上の音を正確に測定する場合→高周波音に特化して測定できる機器が必要
・上記のいずれにも属さないような、一般的に耳で聞こえるような音を測定する場合
→通常の騒音計で測定可能
私たち日本騒音調査は簡易的な測定から精密・専門的な測定にも対応しており、一般的な騒音の測定だけではなく、周波数毎の音圧レベルを客観的なデータとして報告差し上げることも可能です。測定や騒音問題でお困りの際は、是非、当社へご相談ください。












