
騒音による生活や作業・勉強の妨害
作業能率に対する相互に影響は一般的には男子よりも女子の方が感受性が高く肉体作業より精神作業の方が妨害されやすい。また単純な繰り返し作業では中程度の強さの騒音で作業能率の上がる場合がある。思考や記憶判断を要する高度の知的作業(難しい作業)は、騒音の影響を受けやすい。したがって学習や勉強は特に騒音の悪影響を受けやすいということができる。
騒音による身体的影響
身体的影響については騒音の増加とともに血圧の上昇、副じんホルモンの分泌などが増強されるが、これは内臓の働きを調整している自立神経が交感神経緊張に傾き、さらには種々の内分泌腺の働きを強めあるいは弱めるためである
この種の反応は 騒音のうるささや生活妨害が原因となって起こる典型的なストレス反応であって寒さ、他の病気や外傷、精神的苦痛などでも非特異的反応と言われるもので身体的病状のすべてが騒音によると証明することは難しい。

【著者情報/略歴】2014年より日本騒音調査カスタマーサービス部門、HP記事担当。年間1,000件を超える騒音関連のお問い合わせに、日々対応させていただいています。当HPでは、騒音に関してお客様から、よくいただくご質問とその回答を一般化して紹介したり、当社の研究成果や学会(日本騒音制御工学会等)に寄稿した技術論文記事をかみ砕いて説明させていただいたり、はたまた騒音関連のニュースを解説させていただいたりしています。
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