「嫌がらせ」、「わざと」の騒音を証明することはできるかと、ご相談いただくお客様がたまにいらっしゃいます。
「本当はもっと静かにできるのに自分への嫌がらせのために騒音発生主(多くの場合隣人)がわざと音を立てている」、「自分が帰宅するとすぐに騒音が発生する」と言ったものです。騒音に悩まれている方は神経質になりやすいので、そう感じているだけの場合もあれば、実際に嫌がらせのために騒音被害を受けている方もいらっしゃいます。
「嫌がらせ」、「わざと」であろうと類推可能な証拠を残すことは可能
結論から言えば、どうやら「わざと」「嫌がらせ」だろうと類推することができる測定データを記録することは可能です。どうやって行うかというと、長時間測定可能な騒音計を用いて、一定期間(たとえば1週間)継続して騒音を測定します。また、自分自身が部屋にいる時間、外出している時間を記録しておきます。そして測定完了後に測定データと自分自身の在家時間を照らし合わせて下記のように類推することができます。
①自分が在家の時だけ明らかに騒音レベルが高い⇒「わざと」「嫌がらせ」
②自分が在家の時も不在の時も騒音レベルに違いがみられない⇒ご自身の勘違い

【著者情報/略歴】2014年より日本騒音調査カスタマーサービス部門、HP記事担当。年間1,000件を超える騒音関連のお問い合わせに、日々対応させていただいています。当HPでは、騒音に関してお客様から、よくいただくご質問とその回答を一般化して紹介したり、当社の研究成果や学会(日本騒音制御工学会等)に寄稿した技術論文記事をかみ砕いて説明させていただいたり、はたまた騒音関連のニュースを解説させていただいたりしています。
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