オフィス内における、配電盤、ルーター、サーバーなどから発生する電磁波の測定と基準値との比較分析

1.報告概要

株式会社○○○○様のご依頼により、電磁波測定器による測定が行われ、測定された電磁波の解析を行なった。

2.測定条件

測定日時
平成○○○○日13:20:00から13:46:00

3.測定機器と設定

・テスラ/ガウスメーター MG-3003SD
周波数応答:AC測定:50/60 Hz
・測定周波数範囲:30Hz300Hz
測定単位:G (ガウス)
サンプリングレート:5sec

4.測定結果

以下に測定された磁束密度を表に示す。また、測定期間における測定最大値を記す。尚、経済産業省による「電気設備に関する技術基準を定める省令」では、国際的なガイドライン値として【50 Hz、60 Hzの商用周波数でいずれも磁束
密度200μT=2000mG=2 G】を規制値として導入している。従って、本結果では測定された値と2 Gとの比較を行うものとする。

○○○○日の測定結果
(○○○○日13:20:00から13:46:00)

表:各測定場所の磁束密度(G)

・この期間の測定最大値は配電分電盤付近における1.46 Gであった。
・この期間における測定最大値は規制値を超過していない。
・尚、上記表の番号(①~⑭)は以前行われた測定(他社による)と対応するものとなっている。

5.結論

 磁束密度のグラフ及び各期間の測定最大値を第4章に記載したが、測定最大値は全ての期間において、規制値を超過していないことが明らかになった。今回の測定において30Hz~300Hzの周波数範囲における電磁波測定の観点からは問題のない結果となっているが、今後の調査による当該施設の問題解決が望まれる。
尚、低周波電磁界に異常値がみられた場合、低周波磁界シールドシートなどでの対策措置が望まれるが、今回の測定における結果は規制値を超過するものではなく、正常値の範囲といえる。
このため、対策措置に関しては低周波磁界シールドシートなどによる低周波磁界の面からではなく、上記周波数範囲外の電磁波に関する対策が必要と示唆される。

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