戸建住宅における、精密騒音計による高周波の測定及び周波数分析等による、騒音発生源の推定
1.報告概要
○○○○様のご依頼により、高周波発生の確認、及び高周波発生源の特定、または推定のための測定を行い、各周波数帯における音圧の解析、及び分析を行なった。
2.測定条件
測定日時
平成○○○○日
測定場所
東京都○○○○、2階及びダイニング
3.測定機器と設定
・精密騒音計 NL-52
・周波数重み特性:A特性
・分析周波数範囲:1/3オクターブバンド
・時間重み特性:FAST
・サンプリングレート:10sec
4.測定結果
以下に測定された各周波数帯の音圧における等価騒音レベルをグラフ、及び表にして表した。
4-1.測定結果1
(住居2階、時刻18:15:00前後における測定結果)
図.各周波数帯における測定結果
※縦軸:等価騒音レベル(dB)
横軸:各中心周波数帯(Hz)
表:音圧レベル詳細
・図、及び表より、高周波域である16kHz付近での音圧は比較的低く、高周波 の発生は確認できない。
4-2.測定結果2
(住居2階、時刻18:20:00前後における測定結果)
図.各周波数帯における測定結果
※縦軸:等価騒音レベル(dB)
横軸:各中心周波数帯(Hz)
表:音圧レベル詳細
・図、及び表より、高周波域である16kHz付近での音圧は比較的低く、高周波 の発生は確認できない。
4-3.測定結果3
(住1階ダイニング、時刻20:00:00前後における測定結果)
図.各周波数帯における測定結果
※縦軸:等価騒音レベル(dB)
横軸:各中心周波数帯(Hz)
表:音圧レベル詳細
・図、及び表より、高周波域である16kHz付近での音圧は比較的低く、高周波 の発生は確認できない。
図.結果4-1.各周波数帯における測定結果、拡大図
図.結果4-2.各周波数帯における測定結果、拡大図
図.結果4-3.各周波数帯における測定結果、拡大図
5.結論
上記結果より、測定が行われた場所では16kHz付近での音圧は比較的低く、
高周波の発生は確認できないといえる。
尚、当日の調査員は上記測定環境の確認のため、測定場所である住居付近をリサーチする作業を行っている。リサーチ時には高周波及び低周波を発生させる可能性があるもの(モスキート音発生装置、エアコン室外機、給湯器、その他高圧電線など)が付近に存在するかを確認しているが、調査時にこれらを確認することはできなかった。