ページが見つかりませんでした – 騒音調査・測定・解析のソーチョー https://www.skklab.com 騒音を解決するためには、騒音の調査、すなわち発生している騒音の測定・計測が必要不可欠です。騒音調査なら当社にお任せください。 Mon, 25 Mar 2024 05:49:48 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.2.4 https://www.skklab.com/wp-content/uploads/skklabfavicon-1-60x60.png ページが見つかりませんでした – 騒音調査・測定・解析のソーチョー https://www.skklab.com 32 32 騒音トラブルの責任は大家にもある?―マンション・アパートのオーナーが騒音トラブルに対してやるべきこと― https://www.skklab.com/archives/7833 Mon, 25 Mar 2024 05:29:02 +0000 https://www.skklab.com/?p=7833 騒音トラブルの責任は大家にもある?―マンション・アパートのオーナーが騒音トラブルに対してやるべきこと― 昨今、大きな問題になりがちな集合住宅の騒音トラブルですが、その責任の所在は誰にあるかご存じでしょうか。当然のことなが […]

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騒音トラブルの責任は大家にもある?
―マンション・アパートのオーナーが騒音トラブルに対してやるべきこと―

昨今、大きな問題になりがちな集合住宅の騒音トラブルですが、その責任の所在は誰にあるかご存じでしょうか。当然のことながらトラブルは入居者同士で起こるため、問題を突き詰めていくと当事者である「いずれかの入居者」に被害・損害への対応(賠償など)が求められることにはなります。ただし、このとき、入居者に部屋を貸していた大家に対しても一部の責任、ひいては賠償などの対応が求められる場合があるのです。このページでは主に、アパートやマンションのオーナーが負う義務や責任、入居者の騒音トラブルに遭遇したときに取るべき対処のポイント、その手順や方法について紹介しています。

騒音トラブルに対する法的な責任の所在は?

騒音トラブルは当事者間で起こるため「大家には責任が無いはずだ」と考えるオーナーの方は多いと思いますが、実はそうではありません。大家には、民法第601条による【賃料の支払いをもって賃貸建物を使用収益させる義務】が課されているため、賃貸契約を結んでいる賃借人=居住者に対して良好な住環境を提供する責任があります。つまり、騒音トラブルが発生していて、かつ大家がそれに対して対応しない場合、大家は上記の義務を放棄していることになるのです。具体的には、「賃借人による騒音の苦情を大家が受ける」「賃借人が騒音を発生させている事実がある」または「賃貸している建物で騒音問題が発生していることを大家が把握する」ことにより、大家には「入居者に害を及ぼす欠陥を是正するための責任」が発生します。
関連コンテンツ:賃貸不動産物件における騒音と賃借人の責任/善管注意義務

大家によるトラブル対処のポイント、手順や方法

では、大家が賃借人から騒音の苦情を受けた場合はどうすればよいでしょう?もちろん真摯に対応する必要がありますが、「苦情から~時間以内に注意しに行かなければならない」といった義務がある訳ではありません(対応が早いに越したことはありませんが)。あなたが大家であり、騒音トラブルに直面した場合は、落ち着いて、次の各ポイントについて順次対応すると良いでしょう。

■管理会社に対応が可能か確認する

管理会社に所有物件の管理業務を委託しているか否かによりますが、もし委託している場合は管理会社に騒音トラブルの内容を説明し、住人への聞き取りや注意喚起などの対応を行ってもらえるかどうかを確認しましょう。契約によりトラブルへの対応が可能であれば管理会社にトラブルへの対処を代行してもらうことができます。ただし、全てを管理会社まかせにすることは「問題が大きくなってしまった場合(例えば調停や裁判沙汰になってしまった場合など)」に「責任を放棄している」とみなされてしまう場合があるため、管理会社を頼ることができる場合でも、ご自身で以下の対応を行っておく方が無難です。

■トラブルの内容を詳細に把握する

騒音苦情を受けた際は苦情主(苦情を申し立てている人)に、問題について詳しく伺い、できる限り詳細を把握しましょう。また、苦情主一人からのみ意見を聞くだけではなく、上下階や隣家など周辺住戸に対する聞き取りを行い、客観的な事実確認を行い、問題を明確化することが解決への第一歩となります。ただし、苦情主以外に対する聞き取りを始める際は以下の確認・配慮した上での対応が望ましくあります。
・苦情主に「自身が苦情を申し立てていることを周辺住人にどの程度知られて良いか」を確認しておく
・周辺住人に知られたくない程度によって聞き取りの際に苦情主の情報が知られないよう配慮する

■段階的に注意喚起を行う

聞き取りの結果、騒音トラブルが明確になれば、次は注意喚起を行います。トラブルが明らかになった場合、賃貸人には注意喚起を行わなければならない義務があるからです。ただし、いきなり問題を発生させていると目される住戸に訪問し注意を行うのは問題を悪化させる可能性があるため、段階的に注意喚起を行うべきです。まずは掲示板に「騒音問題が発生していることを知らせる文書」や「問題解決のための協力を求める文書」を掲載しましょう。次に、掲示板への掲載で問題が収束しない場合、問題と目される階の住人宅全てに対してポスト投函によって注意喚起の文書を周知させましょう。ポスト投函でも解決の気配が無い場合、最終的には直接「騒音源と目される部屋の住人」に口頭で注意を行う必要がでてきます。直接注意を行う際は、以下の点に注意しつつ行うことが、ご自身や身の周りの人の安全ために重要となります。
・騒音の証拠がある場合は訪問前に準備しておく
・管理組合員など第三者の協力者を求め、なるべく一人で訪問しない
・感情的な表現は避け客観的な事実を伝える
・相手の感情を逆なでしないよう気を付ける
・苦情主の情報を与えない(苦情主を特定されないようにする)
関連コンテンツ:騒音トラブルにおける苦情代行活用のメリットとリスク

■行った対応を苦情主や第三者に説明しておく

自身が大家として行った対応は必ず苦情主や協力者に報告しておきましょう。自身が真摯・誠実に対応していることを苦情主や周囲に示すことができますし、もし苦情主に報告しなければ、「対応していない」と考え、新たなトラブルの火種になりかねません。報告の際は客観的かつ明確に、事実を伝えることが大切です。

■トラブルが解決しない場合は弁護士に相談する

どれだけ真摯に対応しても問題が解決しない、といったケースもあります。特に賃借人が騒音発生源且つ問題解決に協力してもらえない場合は強制退去を視野に入れなければなりませんが、日本では賃貸借契約の賃借人の立場が非常に強く、騒音主を強制退去させることは容易ではありません。ただし、上記までの対応を行った上で問題が解決しないのであれば、最終的な手段として訴訟を検討する必要がでてきます。また、弁護士への相談=即訴訟、という訳ではありません。弁護士は法律のプロフェッショナルなので、強制退去以外の解決法を提示してくれるかもしれませんし、法律のプロによる第三者の意見を得ることもできます。もし問題が長期化し、解決の糸口がつかめない、と感じたら訴訟を行うか否かはさておき、弁護士に相談しておくことは有効な一手と言えるでしょう。
関連コンテンツ:騒音発生主を強制退去させるためにやるべき事、やってはいけないこと

■自身の行った対応や騒音の証拠について記録を残しておく

問題の解決如何に関わらず、行った対応については文書や写真、録音、録画など様々な手段で記録として詳細に残しておくことが推奨されます。対応していく中で問題が解決した場合は次に同様のトラブルが起きた際に対処の参考にできますし、問題が解決していない場合は「自身が具体的にどのような対応を行ったのか」という、今後の行動を決める上での客観的な資料にもなります。加えて、真摯にトラブルへ対応したという証拠を残すこともできます。また、騒音がどの程度のものであるかを客観的な資料として残すため、発生していた騒音について録音や測定を行い、騒音の証拠資料を集めておくことも重要と言えるでしょう(問題解決に向けて議論を行う必要が出てきた場合に非常に有効です)。

自身で対処することが難しいと感じたら

騒音トラブルにおける注意喚起の文書作成や騒音の証拠資料集めは、一般の方がノウハウの無い状態から始めると非常に難しいと言わざるを得ません。もしそれらを作成・収集せざるを得ない状況になった際、また、ご自身での対応が難しいと感じた際は当社までお気軽にご相談ください(>>お問い合わせはこちらから)。

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工事の騒音が迷惑!その作業は本当に正しく行われているの? https://www.skklab.com/archives/7819 Wed, 21 Feb 2024 11:11:47 +0000 https://www.skklab.com/?p=7819 工事の騒音が迷惑!その作業は本当に正しく行われているの? 工事は私たちの生活をよりよくする上で必要です。例えば、憩いの場である公園や便利な駐車場を作ったり、たくさんの人が住んだり利用できるマンションや商業施設を作ったりと […]

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工事の騒音が迷惑!その作業は本当に正しく行われているの?

工事は私たちの生活をよりよくする上で必要です。例えば、憩いの場である公園や便利な駐車場を作ったり、たくさんの人が住んだり利用できるマンションや商業施設を作ったりと、特に建設作業によってその地域の住民の生活の質は向上すると言えるでしょう。ただ、一方で、工事現場付近の住民からすると作業による騒音は非常に迷惑であり、不必要なものと言えます。では、「社会のためになるから」という理由で建設作業には規制や法律が全く関係ないのかというと、そうではありません。建設作業は使われる機械や作業内容によって法律や条例で規制されます。このページでは、そういった規制が行われている各種の建設作業について紹介しています。

関連コンテンツ:騒音に関する規制と法律のまとめ(規制値、基準値、参照値):

騒音規制法と特定建設作業

騒音規制法は工場や事業場、建設作業によって発生する騒音を規制するための法律です。この法律では、建設作業の中でも「特に激しい騒音が発生する作業」かつ「政令で決められた作業」を「特定建設作業」と定めて規制対象にしています。この特定建設作業に該当する作業は以下となっています。

くい打設作業

主に地面に支柱を立てるために行われる作業で、くい打機(もんけんを除く)、くい抜機又はくい打くい抜機(圧入式を除く)を使用して地面に深い穴を空ける作業(くい打機をアースオーガーと併用する作業を除く)を指します。「もんけん」はくい打ち作業に使用される重り(重錘)のことで、昔は杭の上から人力でもんけんを落とし打設を行う「もんけん工法」がくい打ちの主流でした。ただ、騒音や振動が激しいことから、現在は重機によるくい打ちが主流となっています。

図.くい打機(写真右側の機械)

図.アースオーガー

びょう打等作業

びょう打機を使用してリベット(びょう)をとめる作業を指します。びょう打機は一般にリベットハンマー(またはリベッター、リべッティングハンマー、リベットガン)と呼ばれる機械が該当します。

破砕作業

さく岩機(手持式ブレーカー)を使用する作業で、主にコンクリートやアスファルトを破砕するために行われます。手持式ブレーカーの他に電動ピック、ハンドブレーカーなどの破砕用の機械を使用する場合も「さく岩機を使用する作業」に該当します。

図.手持式ブレーカー

掘削作業

バックホウ(原動機の定格出力が80キロワット以上)、トラクターショベル(原動機の定格出力が70キロワット以上)、ブルドーザー(原動機の定格出力が40キロワット以上)を使用して、地面を掘ったりならしたりする作業を指します。

図.バックホウ

図.トラクターショベル

図.ブルドーザー

空気圧縮機を使用する作業

空気圧縮機(電動機以外の原動機を用いるもので原動機の定格出力が15キロワット以上)を使用する作業(さく岩機の動力として使用する作業は除く)を指します。空気圧縮機は一般にエアーコンプレッサー(エアーコンプレッサ)と呼ばれていて、こちらの方が聞き覚えのある方は多いかもしれません。

図.エアーコンプレッサー

コンクリートプラント等及びコンクリート搬入作業

コンクリートプラント(混練機の混練容量が0.45立方メートル以上のもの)又はアスファルトプラント(混練機の混練重量が200キログラム以上のもの)を設けて行う作業(モルタルを製造するためにコンクリートプラントを設けて行う作業を除く)を指します。

図.コンクリートプラント

図.アスファルトプラント

特定建設作業を行うには届け出が必要

特定建設作業を行う場合には作業開始日の7日前までに各市町村長に所定の届出が必要です(東京都の場合は作業を行う場所の区・市の窓口に作業開始の7日前までに届出が必要です)。

特定建設作業には規制値がある

特定建設作業には85dBの規制基準値が定められており、敷地境界上で85dBを超える騒音が現場から発生していると認められた場合は改善勧告や改善命令の対象になります。また、区域ごとに「作業禁止時間帯」「最大作業時間」「最大連続作業日数」「作業を行わない日」が定められています(詳しくは以下のページをご覧ください)。

関連コンテンツ:騒音に関する規制と法律のまとめ(規制値、基準値、参照値):

工事が適正か疑問に感じたら

上記の特定建設作業はいずれも「著しい騒音」が発生するため、規制が行われていますし、工事を行うにあたって届け出が必要となっています。もちろん大多数の工事業者様は規制や規則を守った上で工事を行われていることでしょう。ただ、全ての業者様が必ず規制や規則を守った上で工事を行っているとは言い切れません。もし、騒音がひどく、適正に工事が行われているか疑問に感じたら、各市町村にお問い合わせされ、適切に工事が行われているかご確認いただくことが推奨されます(ご自身の身の安全を守るために)。また、もし騒音が規制基準値を超えているかをご確認される必要がある場合は当社までお気軽にお問い合わせください(>>お問い合わせはこちらから)。

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電界、磁界、電磁波とは何か、また、それらの規制値や許容値について https://www.skklab.com/archives/7816 Sun, 14 Jan 2024 21:32:10 +0000 https://www.skklab.com/?p=7816 電界、磁界、電磁波とは何か、また、それらの規制値や許容値について 騒音には環境基準や騒音規制法による基準値や規制値が存在します。この基準値・規制値は「それを超えると健康に被害を及ぼす可能性があるため、その値以下にすべき」 […]

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電界、磁界、電磁波とは何か、また、それらの規制値や許容値について

騒音には環境基準や騒音規制法による基準値や規制値が存在します。この基準値・規制値は「それを超えると健康に被害を及ぼす可能性があるため、その値以下にすべき」といったものですが、騒音と同様に振動、電界、磁界、電磁波等にも「規制値」が存在します。このページではその内の「電界、磁界、電磁波」とは何か、また、日本におけるそれらの規制値について紹介しています。
関連コンテンツ:電磁波測定調査
関連コンテンツ:騒音に関する規制と法律のまとめ(規制値、基準値、参照値)
関連コンテンツ:振動の法令規制基準値と大きさの目安

電界と規制値

電界とは「電気のある空間」のことで、家電製品や送受電設備など「電力が供給されている機械」の周りに存在します(つまり、機械に囲まれて生きる私たちの身の回りの空間はほぼ全て電界であるとも言えます)。冬場や乾燥している時期に金属に触れると静電気でパチッと音がして皮膚に衝撃が発生することがありますが、これは電界によって引き起こされる現象です。また、電界の強い場所では体の表面がピリピリとした感じになり、不快感を覚えることもあるようです。ただし、電界の強さは発生源から少し離れるだけで著しく低下するため、一般的な生活を営んでいる場合、実際に電界を感じるということはあり得ません。この電界の単位はV/m (ボルト/メートル)で、日本における低周波数の電界の規制値は3kV/mとなっています。

磁界と規制値

磁界とは「磁気のある空間」で、電界と同様に「電力が供給されている機械」の周りに存在します(つまり、私たちの身の回りの空間はほぼ全て電界であり磁界であるとも言えます)。イメージとしてわかりやすいのは「磁石の周りの空間」で、磁石どうしの距離をある程度離すと引き合わなくなるように、磁界の強さも発生源から少し離れるだけで著しく減少します。この磁界の単位は一般にµT (マイクロテスラ)が使用されており、日本における低周波数の磁界の規制値は200µTとなっています。

電磁波と許容値

電界と磁界の強さが時間によって変化するとき、それらは波のように遠くまで伝わります。この波が一般に電磁波と呼ばれていて、携帯電話など、人体のそばで使用する無線設備に対して許容値が設定されています。この許容値は発する電磁波(電波)の周波数の範囲によって異なります(以下の通り)。
・周波数範囲100kHz-6GHz:任意の組織 10g 当り2W/kg(四肢では4W/kg)
・周波数範囲6GHz超-30GHz:任意の体表面4cm2当り2mW/cm2
・周波数範囲30GHz超-300GHz:任意の体表面1cm2当り2mW/cm2

身の周りの電界、磁界、電磁波が規制値や許容値を超えているか確かめるには

電界、磁界、電磁波が規制値や許容値を超えているかを確認するためにはそれぞれ専用の測定器による測定が必要です。ただ、専用の測定器は比較的高価ですし、データの分析やとりまとめは一般に容易なものではありません。当社では、お申込みいただければ「測定器のお貸出しから報告書の作成・送付まで」を比較的安価に行えるサービスを提供しておりますので、電界・磁界・電磁波などの測定や報告をご希望の際はお気軽にお問い合わせください(>>お問い合わせはこちらから)。

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本当に電磁波の被害?―疑わしい事例と対応について― https://www.skklab.com/archives/7813 Tue, 02 Jan 2024 11:14:47 +0000 https://www.skklab.com/?p=7813 本当に電磁波の被害?―疑わしい事例と対応について― 当社は電磁波の測定業務も行っておりますが、少なくない頻度で次のようなお問い合わせをいただきます。・自身の関係者が電磁波の被害を受けていると相談してくるが、訪ねてみても自 […]

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本当に電磁波の被害?―疑わしい事例と対応について―

当社は電磁波の測定業務も行っておりますが、少なくない頻度で次のようなお問い合わせをいただきます。
・自身の関係者が電磁波の被害を受けていると相談してくるが、訪ねてみても自身には何も感じられない、どういうことか
・親が電磁波で嫌がらせを受けていると訴えているが、そのような現象は起こりえないと説明してもわかってもらえない、どう対応すべきか
・配偶者が電磁波の被害を訴えているが、自身には何も感じられない、本当に電磁波の影響があるか確かめたい

このページでは上記のようなお悩みのある方に向けて、ケース別の対応方法や解決に向けての行動について紹介しています。

マンション居住者が電磁波の被害を受けていると相談してくるが、訪問しても自身には何も感じられない、どういうことか

管理組合の方や管理会社様がご相談されることが多く、当社にはいずれかに属する方からのお問い合わせが大多数です。また、お問い合わせの際には「担当の者がご自宅を訪ねられたが全く何も感じなかったそうだ」と聞くことが多々あります。このケースではご相談されている方が比較的「マンション屋上の電波の送受信設備を気にされている」または「付近に高圧電線が通る鉄塔があることを気にされている」など「電磁波関連の施設に対して不安感を抱かれている」ことが多いため、まずはご相談の内容を詳しく聞き、気になる施設等について詳細な情報を求めること、また、その相談内容詳細に則した調査を検討・実施することが重要です。

親が電磁波で嫌がらせを受けていると訴えているが、そのような現象は起こりえないと説明してもわかってもらえない、どう対応すべきか

お問い合わせいただいた方のご両親のいずれかが被害を訴えているが、お問い合わせいただいた方は信じていないパターンです。ただ、「絶対に電磁波の被害は無い」とは言い切れませんし、証拠も無しに頭ごなしに決めつけても理解してもらえません。対応として、まずはどのような被害を受けているかを詳細に聞いてみて、実際に電磁波関係の調査を行い、目に見える形で(データとして確かな形で)確認を行うことが必要です。

配偶者が電磁波の被害を訴えているが、自身には何も感じられない、本当に電磁波の影響があるか確かめたい

お問い合わせいただいた方の配偶者が被害を訴えていて、実際に被害を受ける程の電磁波が届いているかを確認されたいパターンです。ただ、同居されていて一方だけが被害を受けていると仰っていることから、電磁波のみではなく低周波音の影響も疑うべきかもしれません(低周波音は人によって感じ方が大きく異なり、同居されている方のいずれかのみ被害を訴えるケースが多いためです)。対応としては実際にどの程度の電磁波がご自宅に届いているかを測定により明らかにすべきと言えますが、測定による調査を検討される際には低周波音の調査も候補に加えた方がよろしいでしょう。

電磁波関連の調査は当社まで

当社では電磁波・低周波音・振動など「人によって感じ方が大きく異なるもの」「被害の個人差が大きく程度がわかりにくいもの」に対して「数値として目に見える形にする」調査を多種行っております。調査をご検討の際はお気軽にご相談ください(>>お問い合わせはこちらから)。

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駐車場騒音への対応・対策について https://www.skklab.com/archives/7809 Sun, 24 Dec 2023 22:48:27 +0000 https://www.skklab.com/?p=7809 駐車場の騒音への対応・対策について 2023年現在の日本では乗用車の保有台数が概ね人口1人あたり0.5台となっており、単純計算では国民の2人に1人は乗用車を所持していることになります。また、乗用車の世帯保有率(乗用車を所 […]

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駐車場の騒音への対応・対策について

2023年現在の日本では乗用車の保有台数が概ね人口1人あたり0.5台となっており、単純計算では国民の2人に1人は乗用車を所持していることになります。また、乗用車の世帯保有率(乗用車を所有している世帯の割合)は概ね80%前後で推移しており、非常に多くの世帯が乗用車を所有していると言えます。ただ、乗用車の普及・使用は所有者の生活の質を上げるために非常に有効である一方で、車両が集まる場所では騒音による問題が起きやすくなる傾向があります。特に、駐車場は非常に多くの車両や人が利用・行き来するため、アイドリング音や利用客の騒ぐ声で近隣の住民が迷惑するケースも多く、当社も大変多くのご相談・お問い合わせをいただいております。このページではそういった駐車場の騒音問題、問題についての対応や対策などを紹介しています。

騒音が問題になりやすい駐車場のタイプ・地域の傾向

通常、都市部を含めて一般的な店舗(販売店その他サービスを行うお店)は駐車場を有しています。ただ、主要な駅近辺の駐車場は立体的かつ閉鎖的な構造になっており、周辺に騒音をまき散らすようなことはありません。つまり、騒音が問題になりやすいのは「駅から比較的距離があり、開放的な駐車場」ということになります。特に都市の中心部から離れた場所で、周辺に民家の多い場所で騒音が問題になるケースが増えています。

駐車場の騒音が問題になりやすい事業・業種

次に、どのような事業・業種が問題になりやすいかですが、特に当社へのお問い合わせが多い傾向にあるのが「コンビニエンスストアやスーパーマーケットの駐車場による騒音」です。コンビニエンスストアやスーパーマーケットは自宅の近くにあると非常に便利ですが、1日に大多数の人間が利用する、利用客が(車両に一部残り)エンジンをつけたまま入店する、利用客(特に若者)が集団で騒ぐ、といった「騒音を発生させやすい場所」と言えます。また、近年ではネットショッピングが一般的になっていることから配送用トラックによる騒音についてのお問い合わせも増加している傾向があります。

店舗側の一般的な騒音対策について

いずれの事業・業種にしても周辺住民の迷惑にならない形でサービスを提供することが望まれますので、販売店などでは一般に「看板で利用客にアイドリングストップをお願いする、騒がないようお願いする」といった対応をしています。また、配送関係の業種では「運転手に極力エンジンをストップさせる」形で対応しているケースが多いようです。ただ、いずれの対応方法も各人の行動に左右される部分が大きいため、抜本的な解決方法とは言えません。

より効果的な騒音対策とは

ではどのような対策が有効か、というお話ですが、非常に有効な騒音対策方法は「防音壁を設置すること」です。勿論、防音壁の性能や高さ、構造により効果の程度には高低がありますが、防音壁を設置することによって概ね15dBから30dB以上の防音効果があります。車両や騒ぎ声による騒音は概ね60~90dB程ですので、防音壁の設置によって最大30%以上、騒音を軽減できる計算になります。
※dB:音圧(音の大きさの単位)

店舗側が真摯に対応しない、騒音対策を行わない場合もある

周辺住民に配慮・対応しつつ営業を行うことは事業者の務めと言えますが、残念なことに全ての店舗や営業所が十分な対応や防音対策を行い営業している訳ではありません。とはいえ、周辺に住み連日騒音を受けていればストレスから不眠や鬱病になるなど、ご自身の人生に関わる重大な事態に陥る可能性もあります。したがって、店舗や営業所側が騒音に対して十分な対応を行っていない場合、または苦情を申し立てても対応してくれない場合には自衛のためにご自身で対応する(役所や警察に連絡する、弁護士を間に立てて調停や訴訟を行うなど)必要が出てきます。

上記と騒音測定の関連について

事業者側の視点では、駐車場への防音対策を行うにあたって騒音の程度や周波数毎の特徴を把握するなど、騒音のデータを得る必要があります。また、周辺住民としての視点では、十分な対応を得られない場合に騒音の証拠資料を得ることが重要になります。つまり、いずれの視点に立った場合についても「騒音のデータを得る」ことが必要になる訳です。当社では、騒音の測定・報告サービスを随時行っておりますので、騒音のデータが必要な際はお気軽にご相談ください(>>お問い合わせはこちらから)。

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フィットネスジムやスポーツジムの騒音・振動問題とその対策 https://www.skklab.com/archives/7802 Fri, 10 Nov 2023 10:38:33 +0000 https://www.skklab.com/?p=7802 フィットネスジムやスポーツジムの騒音・振動問題とその対策 増加し続けるフィットネスジムやスポーツジムと騒音・振動問題 昨今、街を歩いていて「ここにもジムができたのか」と驚くことが多々あります。勿論、ただジムができただけで […]

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フィットネスジムやスポーツジムの騒音・振動問題とその対策

増加し続けるフィットネスジムやスポーツジムと騒音・振動問題

昨今、街を歩いていて「ここにもジムができたのか」と驚くことが多々あります。勿論、ただジムができただけではそう驚くことではありませんが、近年のフィットネスジムやスポーツジムが開業する頻度は非常に高く、少し前まで空き地だった場所や商業ビルの1フロア、タワーマンションの一部などが気づいたらジムになっていることも少なくありません。ただ、勢いのある業界とは言えますが、その一方でジム内のマシン使用等による近隣との騒音トラブル、振動トラブルに発展するケースも多く、全てのジムが問題を抱えず営業しているとは言い難い現状があります(近年、当社に問題解決を図るためのお問い合わせ、ご依頼が増え続けています)。このページでは、そういったフィットネスジムやスポーツジムによる騒音問題や振動問題、その対策について紹介しています。

ジムによる騒音・振動問題のパターン

まず、フィットネスジムやスポーツジムによる騒音・振動問題は、ジムの形式や置いてあるマシンの種別、使用可能な時間帯や立地などにより次のパターンに分けられます。
■トレーナーがいるジムの騒音・振動問題
・レッスン中のトレーナーの声が響いてしまう
・レッスン中に多数の人間が発声する際の声が響いてしまう
・多数の人間が一斉に動く(飛び跳ねる)ことで多大な振動が発生してしまう
■トレーナーがいない(または少ない)ジムの騒音・振動問題
・管理する人間がいない時間帯にさわぐ、大声を出す人がいる
・管理する人間がいない(またはいてもワンオペで目が届かない)時にマシンの不適切使用で騒音、振動を出す人がいる
■フィットネスマシンによる騒音・振動問題
・多数のランニングマシンの使用で騒音、振動が発生してしまう
・バーベル、ダンベル等の落下により騒音、振動が発生してしまう
■ジムの立地による騒音・振動問題
・夜間にマシン使用の音が伝わってしまう(住宅に密接する24時間営業のジムの場合)
・他の部屋に騒音・振動が伝わってしまう(ビルやマンション内にジムがある場合)

ジムによる騒音・振動問題パターン別の対策

上記のようにジムによる騒音・振動問題は様々ですが、いずれにも対策方法が存在します。例えば、以下のような方法です。
・問題になっているレッスンプログラムを苦情が出ない形に変更する
・問題になっているレッスンプログラムを苦情が出ない時間帯に行う
・天井、壁面、ガラス戸に防音対策を行う(工事で天井や壁面を防音性の高い素材に変える、防音シートを貼る、二重窓にする、など)
・ジム内にカメラを設置し定期的に確認し、迷惑行為を行う利用客に注意喚起する(または規約違反の場合等は退会させる)
・各種マシンの下に振動防止用の装置を取り付ける
・床に対して防振対策を行う(工事で床を防振性の高い素材・構造に変える、防振性の高いマットを敷き詰める、など)
・夜間使用の場合、各種マシンの使用制限を行う

ジムの騒音・振動問題に直面したら

もしあなたがジムによる騒音・振動によって被害を受けている場合、まずはジムの管理者、責任者などにそれを伝え、対策を行ってもらえるかを確認すべきです。フィットネスジムやスポーツジムにとって開業した地域での評判や口コミは非常に重要なものですので、まっとうなジムであれば一定の評価を得るために苦情には真摯に対応してくれるはずです。また、もしあなたがジムを経営していて苦情を受けた側であれば、悪評を避けるためにもできる限り早めに対策を検討すべきと言えるでしょう。

苦情や対策の前に

ただし、苦情を伝えるにしても対策を行うとしても「実際の問題がどのようなものであるか」をなるべく正確に把握することが重要です。例えば、ジムによる騒音や振動で迷惑している側の立場であれば「自身の感じている騒音や振動が一般に問題となるものか否か」を確認する必要があります。自身のみがうるさい、迷惑している、といった感覚的な言葉だけでは被害を正確に伝えることが難しく、対応を図ってもらえないかもしれません。また、ジムの経営者側の立場であれば「対策を行うべき騒音や振動が発生しているか」を確認する必要があるでしょう。苦情に対して真摯に対応することは必須と言えますが、どのような苦情でも必ず対応する、といったスタンスでは対策にかかる経費が膨大になってしまいます。

ポイントは騒音データや振動データの見える化

つまり、いずれの立場でも重要になるのは「騒音や振動がどの程度であるか」「基準値を超えているかいないか」といった、騒音や振動のデータを目に見える形にすることです。データの見える化によって、自身の判断や行動が一般に正しいと言えるものか否かを確認できますし、主張や対応に客観性や根拠を与えることができます。話合いを行われる際にも「うるさいうるさくない」「迷惑だ迷惑じゃない」といった感覚的・感情的になる流れを避ける一助になるはずです。

騒音測定、振動測定が必要な場合

騒音や振動のデータを見える化するにあたって、最も有効な方法は「測定」です。うるさい場所、揺れる場所で測定を行えば、それら「うるささ」「揺れ」を定量的な数値データである「音圧」「振動」のデータとして得ることができます。勿論、測定を行うだけでは数字を見ることができるだけですので、得た数値データを分析して基準値を超えるかどうかを判断できるよう簡潔にとりまとめることも必要になります。当社では、それら測定、分析、報告等を一括して提供可能な低コストのサービスを多数取り揃えておりますので、ご必要の際はお気軽にお問い合わせください。(>>お問い合わせはこちらから

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保育園や幼稚園などの保育施設による騒音と対策について https://www.skklab.com/archives/7779 Thu, 21 Sep 2023 00:06:53 +0000 https://www.skklab.com/?p=7779 保育園や幼稚園などの保育施設による騒音と対策について 「保育園や幼稚園が近隣に新設されるのはうるさくて迷惑」といった固定概念のある方は多いと思います。これはマスメディアやニュースサイト等で「地域住民の反対により保育施設の […]

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保育園や幼稚園などの保育施設による騒音と対策について

「保育園や幼稚園が近隣に新設されるのはうるさくて迷惑」といった固定概念のある方は多いと思います。これはマスメディアやニュースサイト等で「地域住民の反対により保育施設の建設が断念された」といった情報が流れる度、実際に保育施設周辺に住む住民のネガティブな意見を目にすることがあるからですが、保育施設の近隣に住んだことのある方以外には実感に乏しく、大多数の人にとっては「本当に騒音と呼べるような音が出るのかわからない」というのが実情ではないでしょうか(かくいう私も測定に赴いたことはありますが保育施設の近隣に住んだことはありません)。このページではそういった「保育施設による実際の騒音」と対策について紹介しています。
関連コンテンツ:―保育施設への騒音について―都市部の乳幼児をとりまく音環境

保育施設(保育園、幼稚園)による一般的な騒音の音量

保育園や幼稚園では様々な活動が行われており、それらの活動時における園内の音の大きさは「昼食、自由時間、読み聞かせ」で70~75db、「歌、リズム運動」で80~90db程に達します。また、園庭(教室外)で遊ぶ園児による遊び声は平均70~80db程で瞬間的には100db以上に達することもあり、これらの音を環境基本法や騒音規制法の基準値と照らし合わせた場合は一般的な基準値を超えるため、「騒音」と呼ばれる音に分類されることになります。
関連コンテンツ:騒音に関する規制と法律のまとめ(規制値、基準値、参照値):

保育施設、特に園内の騒音への対策について

教室内での騒音は上記の通り、概ね70~90db程に達しますが、何も対策を行わない場合、例えば窓を常時開け放った状態で活動を行った場合は近隣に対して大音量の騒音を発し続けることになります。ただし、乳幼児に「活動時に出る音を調整させる」ことは非常に難しいことですし、我慢を強制することには知育上、賛否両論あると考えられます。したがって、園内の騒音に対して対策を行うのであれば、「園児(直接の騒音源)に対して」対策を行うのではなく「騒音が外部に漏れないような」対策を行うことになります。なお、昔と違い現代では遮音・吸音性の高い素材が随時開発されており、防音対策を行うことはさほど難しくありません。例えば、遮音性、吸音性が高い素材でできたガラス・建材・床材などで室内に対する防音対策を行うことが可能です。また、通風孔、換気口など設備・構造上の問題の場合は設備自体の交換や移設などによって外部に漏れる騒音を比較的小さく、少なくすることも可能です。

園外に漏れる騒音への対策について

教室外(園庭)から園外に漏れる騒音の対策としては遮音壁と植林が挙げられます。まず、一般的な遮音壁は3m程の高さのもので概ね15~30db程の遮音効果を有しているため、保育施設を囲むように設置することで、園庭における騒音:凡そ70~80dbを園外において40~50db程度に抑えられる場合があります(効果は遮音壁自体の遮音性能、壁の高さ、周辺構造物による反射等に依存します)。また、保育施設内外における景観等の観点から遮音壁での対策が難しい場合は、植林による遮音を検討してみてもよいでしょう。植林による遮音効果は樹木の種類、生育具合(高さや葉の茂り具合)、植林する密度によって異なりますが、概ね10~25db程の遮音効果を有します。

騒音測定の必要性

保育施設関連での当社へのお問い合わせ・ご依頼は大きく三つに分かれます。保育施設関係者の方からの「近隣住民の方々から苦情が出ており実際の騒音の音量を確かめたい」というもの、「騒音対策の前後における騒音の減少量を確認したい」というもの、そして、保育施設近隣に住む方の「施設や市区町村に騒音の苦情を申し立てたいが、まずは実際に騒音と呼べる音量なのかを確かめたい」というものです(いずれのパターンにおいても騒音レベルを測定・分析する必要があります)。当社は音量の確認に必要なサービスを各種提供差し上げておりますので、ご入用の際はお気軽にお問い合わせください(>>お問い合わせはこちらから)。

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―保育施設への騒音について―都市部の乳幼児をとりまく音環境 https://www.skklab.com/archives/7773 Sun, 03 Sep 2023 11:15:01 +0000 https://www.skklab.com/?p=7773 昔はテレビや新聞、ニュースサイトなどで「地域住民の反対により保育施設の建設が断念された」といった情報を目にすることがありましたが、現在では徐々にそういったニュースを目にすることが少なくなってきています。これは「都市部の保 […]

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昔はテレビや新聞、ニュースサイトなどで「地域住民の反対により保育施設の建設が断念された」といった情報を目にすることがありましたが、現在では徐々にそういったニュースを目にすることが少なくなってきています。これは「都市部の保育施設」が住宅地に作られることが少なくなり、商業用地である都市中心部や駅近くに多く新設される傾向にあるためです。子どもをあずける親としては交通アクセスが良く利便性の高い場所にあることが望ましいといえますが、一方、子どもにとってはどうでしょうか。このページでは、都市部の乳幼児の音環境、特に保育施設に関する騒音の特徴や問題点、今後の改善が望ましい点などについて紹介しています。

昨今の保育施設の立地状況

日本では現在、待機児童の増加に伴い保育園や幼稚園など保育施設の新設が進んでいますが、用地を確保することが困難な都市部では、それらの施設が商業用地、特に駅周辺や高架下などに建設されることが少なくありません。また、都市中心部に近いオフィスビルやマンションのワンフロア(またはマンションの一室)が保育施設になっている例も度々見受けられます。これらの建物は駅からほど近いか幹線道路沿いにあり、電車や車両が建物の近隣を高頻度で通ることになります。

外部から保育施設に届く騒音

保育施設が人口や交通量の少ない場所に建設される場合、外部から届く騒音は軽微なものとなるため施設内の音環境は良好になりやすいといえますが、商業用地に新設される保育施設の音環境はそうではありません。日本騒音制御工学会によると、幹線道路沿いの複合ビル内では50Hz帯域で約10dbの騒音値の上昇が見られ、都市の中心部に近い駅ビルやオフィスビル内では園児の活動時間外でも55db前後になるといった報告がなされています。55db前後の音は凡そ「大人が声を大きくすれば通常の会話が可能」といったレベルに程近いものです。また、鉄道高架下や幹線道路沿いにある保育施設では、園庭で子どもが遊んでいない状態でも騒音レベルが65~80dbに達することがあり、この騒音レベルは「工場内」や「カラオケ店内」と同等のものと言えます。

※Hz:周波数。音の高さを表します。

※db:音圧レベル。音の大きさを表します。

関連コンテンツ:騒音値の基準と目安

保育施設内で発生する騒音

保育園や幼稚園では日々、教室内で歌や体操など様々な活動が行われており、それらの活動は子どもの健全な生育・知育にとって非常に重要です。しかし、これらの活動時における音の大きさは教室内で70~90db程にもなり、一般に「騒音」と呼べるレベルに達します。また、日本の一般的な保育施設は壁の吸音が十分でないため音の残響時間が長く、通常は音が2秒程残留し、継続的に上記の活動を行う場合は常時70~90db程の音が活動中の教室で出続けることになります。

※残響時間:発された音が継続してその場で響き続ける時間

日本の保育施設における問題点

研究者による保育施設職員へのアンケートでは、商業用地に作られた保育施設では大きな声で会話をしなければコミュニケーションがとれない場合がある、また、騒音により午睡(お昼寝)への影響もある、といった意見が多い結果が出ています。積み木や塗り絵など集中して行う活動への悪影響が見られる、といった意見も少なくありません。ただし、これらの問題は商業用地の保育施設に限られた話ではありません。遮音・吸音が不十分な保育施設では園児の活動による騒音が他の教室に響くことになるため、商業用地の保育施設と同様の悪影響があることが予想されます。つまり、施設の防音・遮音・吸音性能によっては外部・内部の騒音が乳幼児の正常な知育、特にコミュニケーション能力や集中する能力を成長を阻害する恐れがあり、リラックスできるはずの午睡(お昼寝)が逆にストレスになってしまう可能性があるということです。

欧州の音環境に関する取り組み

欧州(ヨーロッパ)では子どものための施設の設計には「騒音に関する取り決め」があります。この取り決めは特にドイツで顕著であり、保育施設の設計には遮音が義務化されていて、暗騒音と吸音に対しては「設計に対策を取り入れることが当然のこと(暗黙の了解)」とされています。また、スウェーデンでは園内に騒音計を設置し、音の大きさをコントロールできるようにしています。これはクワイエットルームやサイレントルームと呼ばれる「子どもが十分に落ち着ける教室」が各保育施設にあることに由来しています。

※暗騒音:「騒音」と目される音以外の全ての音

乳幼児に望ましい音環境とは

乳幼児は言葉の習得やコミュニケーション能力の形成に重要な時期であるため、保育施設は「言葉が明瞭に聞き取れる空間」であることが望ましいといえます。また、集中力を養えること、リラックスできる環境であることも同様に望ましいといえるでしょう。これらの要件を満たすためには外部・内部の騒音レベルを比較的静謐に保つことが必要です。まず、外部からの騒音に関しては、立地はともかくとして防音の効いたつくりであることが重要です。例えば、施設のガラスが二重ガラスであれば、また、防音性の高い材質で壁を成形していれば、防音を十分に保てるかもしれません。また、内部の騒音については活動中の教室内の音が残留せず、他の教室に届きにくいように、十分な吸音性能や遮音性能を持つ壁・つくりになっていることが重要といえるでしょう。

日々の音環境を確認するには

保育施設の音環境が「乳幼児に適するものであるか」は感覚だけではわかりにくく、把握するためには常時騒音計を設置しておき、どの程度の音量になっているかを確認することが必要となります。また、常時騒音レベルを確認できないとしても、定期的に「現在はどの程度の騒音レベルか」を確認しておくことが乳幼児の健全な生育にとって望ましいといえるでしょう。当社では騒音レベルの確認に必要なサービスを各種提供差し上げておりますので、ご入用の際はお気軽にお問い合わせください(>>お問い合わせはこちらから)。

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騒音測定における探偵調査の役割とポイント https://www.skklab.com/archives/7456 Mon, 14 Feb 2022 01:27:49 +0000 https://www.skklab.com/?p=7456 騒音測定における探偵調査の役割とポイント 騒音調査を行う際に、当社のような業者による純粋な騒音測定のほかに探偵事務所さんに調査を依頼される事例があります(特に生活騒音問題の場合)。本ページでは騒音測定における探偵の役割に […]

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騒音測定における探偵調査の役割とポイント

騒音調査を行う際に、当社のような業者による純粋な騒音測定のほかに探偵事務所さんに調査を依頼される事例があります(特に生活騒音問題の場合)。本ページでは騒音測定における探偵の役割についてご紹介いたします。

なぜ騒音測定の際に探偵が使われるのか

騒音調査の際「騒音の発生源はどこか」が問題になることは少なくありません。大きな音が発生していることは分かっていても「その音がどこから発生しているのか」を明らかにすることは通常容易ではありません。例えばマンションにおいて、被害住人の感覚では一つ上の階からの足音であると確信していても、それを客観的に示すことはなかなか難しいということです。そのため騒音の苦情を上階住人に伝えても当事者に認識がなく「うちではない」といわれてしまえば話は平行線となってしまいます。
そこで必要となるのが、「騒音発生源の推定」です。発生源推定には様々な方法がありますが、その中の方法の一つとして探偵による調査が行われることがあるのです。

探偵による調査の役割はどのようなものか

探偵さんは通常騒音計による騒音測定は行いません。探偵による調査の役割は、騒音測定実施中に、発生源の周辺調査を行うことによって測定器で計測した音の出所(発生源)を付加情報として提供することです。例えばマンション上階からの騒音が疑われる場合、騒音計で騒音の大きさ(絶対値)を測定し、探偵が上階の状況を調査記録することで「上階がどのような状況の時に発生した音か」を示すことができるわけです。

具体的にはどのような調査が行われるのか

具体的には下記のような調査が行われること多いようです。具体的な調査方法としては探偵が張り込み、聞き込み調査するものと、定点カメラや防犯カメラを設置して後で解析する方法があるようです。
調査の具体例)
・マンションの出入り時間の調査(人の出入りによるもの、車の出入りによるもの)
・在室状況(部屋にいるかいないか)の調査
・部屋内での活動状況の調査
・近隣住民への聞き取り調査(上下階や隣室等)

複数回の証拠確保が望ましい

探偵による調査を行う際、1度だけの証拠では証拠能力は弱く最低でも2回、望ましいのは3回以上とされています。探偵の調査料金は「人がどれだけ動くか(何人が何時間動くか)によって決まるため、張り込み調査で複数回の証拠を押さえようとすると高額の調査料金になりがちです。複数回の裏付け獲得を目指す場合は定点カメラなどによる調査が望ましいかもしれません。

騒音の測定報告書と探偵の調査報告書の統合が望ましい

騒音測定会社と探偵事務所に調査を依頼すると、二つの報告書が手に入ることになります。騒音測定会社は騒音の絶対値、探偵事務所は裏付けとなる周辺情報とその根拠を報告書に示すわけですが、本来はその二つの報告書を統合することが望ましいでしょう。つまり、日時別の発生した騒音の絶対値とその時の周辺情報を関連付けて示すことで、発生している音がどの程度のものだったのか、またその音はどこから発生しているとみられるかを示すことができます。

測定や調査を通して騒音トラブル解決のお手伝いをいたします

当社では騒音測定を通して騒音トラブル解決のお手伝いをしています。お気軽にご相談お問い合わせください(>お問い合わせはこちらから)

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スマホで低周波音は測定できる?低周波騒音を測定できるアプリはある? https://www.skklab.com/archives/7448 Wed, 26 Jan 2022 00:39:37 +0000 https://www.skklab.com/?p=7448   スマホで低周波音は測定できる?低周波騒音を測定できるアプリはある? 低周波音の問題は騒音関連問題の中でも取り扱いが難しいものの一つです。近年は高性能なスマートフォンが普及し、騒音を録音したり疑似的に騒音レベ […]

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スマホで低周波音は測定できる?低周波騒音を測定できるアプリはある?

低周波音の問題は騒音関連問題の中でも取り扱いが難しいものの一つです。近年は高性能なスマートフォンが普及し、騒音を録音したり疑似的に騒音レベルを表示するアプリがあります(>騒音計測アプリについて検証した記事はこちらからご覧ください)。では低周波音についてはスマートフォンで録音や測定ができるのでしょうか。本ページではこの疑問にお答えしたいと思います。

スマートフォンのマイク感度は20Hz~

低周波音の計測系は一般に「音をとらえるマイク部」と「捉えた音を補正し解析するためのソフトウェア部(アプリ)」に別れます。低周波音を計測できるかはまず第一にマイク仕様の問題があります。発生している音に対してマイクの感度が対応していなければそもそも音を計測することができません。マイクがどの周波領数域に対応したものかを示す仕様に「周波数特性」があります。スマホに内蔵されているマイクの仕様や感度はあまり公開されていませんが、一般的なダイナミックマイクの場合周波数特性は40Hz~16kHz、コンデンサーマイクの場合は周波数特性は20Hz~20kHzとなっています。いずれも人間の可聴域(耳で聞こえる音の範囲)に対応した仕様となっています。

一般的なマイクでは低周波音は適切にとらえられない

一方で低周波音とは一般的に「100Hz以下」の音とされており、環境省が定める参照値のうち「物的苦情に関する参照値」は5~50Hzの範囲で定められています(>低周波音の基準についてはこちらから)(>さらに周波数の低い超低周波音についてはこちらから)。マイクの周波数特性にこの範囲が含まれていない場合適切に発生している低周波音をとらえ、評価することができません。言い換えると測定結果の値が大きかったとしても、小さかったとしても、それをもって大きな低周波音が発生している(していない)と判断することはできません。つまり一般的なマイクでは低周波音を適切にとらえることはできないのです。

マイク感度が適切でも低周波音の大きさ・絶対値はわからない(キャリブレーションの問題)

さらに、スマートフォンと騒音測定器(低周波音レベル計)はキャリブレーション(校正)の有無という点でも異なります。測定器は発生している音の絶対値を計測する目的の校正が行われていますが、スマートフォンのマイクは用途が異なるため通常そのような校正は行われていません。したがって仮に搭載されているマイクの周波数特性が低周波音の計測に適したものであっても、低周波音の大きさ(絶対値)については明らかにすることはできません。確かに低周波音が発生していたとしても、その大きさが参照値(基準値)を超えるものかどうかはわからないということです。一方で発生有無や相対的な低周波音の大きさ(A地点とB地点ではA地点の方が大きいといったもの)を明らかにするといった使い方であれば使用可能な場合もあります。

低周波音を測定可能なアプリはある?

2022年時点でAndroidでは対応するアプリはありませんでしたが、App storeでは有料のアプリが存在するようです(ここではリンクは張りませんので、ご興味のある方は調べてみてください)。ただし上記解説に関連する、下記のような注意書きがアプリ紹介ページにあり、使用方法や使用シーンについてはよく理解したうえで使用すべきでしょう。
・相対的なパワー値であり、一般的な騒音計で測定する騒音値ではないこと。
・iPhone内蔵マイクは低周波音に対する感度が低く大音量の計測には適していないこと
・iPhoneの個体差により、解析結果にばらつきを生じることがあること
・1kHz成分が含まれている場合精度が大幅に低下すること”

低周波音をスマホで測定できるか?のまとめ

本記事のまとめです
・一般的なマイクは低周波音についての感度が低い(とらえられない)
・仮にマイクが対応していても、校正の問題により低周波音の絶対値はわからない(絶対値がわからないと基準と比較することができない)
・一方でそもそも低周波音が発生しているかを簡易的に確認することや、相対的な低周波音の大きさを比較するためにはスマホアプリが使用できる可能性がある(未検証)

低周波音の測定も当社にご相談ください。

当社では低周波音の測定を通して問題解決のお手伝いをしています。お気軽にこちらからご相談ください(>こちらから)。

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騒音トラブル典型5パターンとその解決方法 https://www.skklab.com/archives/7435 Tue, 25 Jan 2022 09:48:28 +0000 https://www.skklab.com/?p=7435 騒音トラブルはパターンごとに解決策が異なる 騒音トラブルは「発生源はどこか」「発生源が騒音の発生を認めているか」という軸で分類すると大きく5つのパターンに分類することができます。トラブルのパターンごとに、解決の難易度、解 […]

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騒音トラブル5つのパターンと解決方法

騒音トラブルはパターンごとに解決策が異なる

騒音トラブルは「発生源はどこか」「発生源が騒音の発生を認めているか」という軸で分類すると大きく5つのパターンに分類することができます。トラブルのパターンごとに、解決の難易度、解決に向けてとるべき手段が異なります。したがって騒音トラブルの解決に向けては、ご自身がどのパターンに直面しているかを明らかにしたうえで、適切な対処をすることが必要です。本ページでは、パターン別にどのような解決アプローチをとるべきかについて解説いたします。

騒音トラブル5つのパターンとは

まず、発生源はどこか?という軸ですが、これは「自分」「他人」「不明」に分けることができます。「自分」とは、ご自身が他人からうるさいといわれている場合などで、「特定の他人」とは騒音が発生していて、「誰が発生させているかわかっている」場合です。「不明」とは騒音が発生しているが、どこから発生しているかわからない場合を指します。
さらに、「自分」と「特定の他人」の場合は、騒音発生について「こころあたりがある場合」と「心当たりがない場合」に分けることができます。ご自身が他人から騒音を指摘されたが、自分は発生させているつもりがないような場合は、「心当たりがない」ということです。

発生源に心当たりがあれば解決は比較的容易

騒音発生源が、自分であるにせよ他人であるにせよ「心当たりがある」場合は解決は比較て容易です。発生源が自分自身の非を認めているため、あとはどのように解決するかを話し合うだけで良いからです。多くの場合は、掃除など特定の生活音が発生する行動の時間帯について話し合う、防音対策をするといった対策が取られるでしょう。

言いがかり(濡れ衣)にはデータを示すことが有効

“ご自身が他人から騒音を指摘されていてご自身には心当たりがないケースです。実際にはさらに次のようなケースに細分化することができます。
①本当に騒音は発生させていないケース
①-1 ご自身以外の誰かが騒音を発生させているケース
①-2 実際には騒音発生していないケース(被害者の思い込み)
②ご自身に心当たりはないが、騒音を発生させてしまっているケース
ご自身に心当たりはなくても、騒音を発生させてしまっていることも少なくありません。重要な論点は「実際に騒音が発生しているのかどうか」です。騒音が発生しているかどうかは感覚値による部分が大きいので、測定器を用いて騒音を測定する必要があるでしょう。測定の結果もし騒音が発生していなければ胸を張って「自分は悪くない」と明言することができるでしょうし、もし騒音が発生しているとすれば、真摯に問題に向き合う必要があるでしょう。

最も難しいのは、相手が騒音の発生を認めないケース

騒音トラブル解決の現場において最も発生頻度が高く、また解決が難しいのはこのケースです。明らかに特定の個人が騒音を発生させているにもかかわらずそれを認めないような場合です。このような場合論点になるのは、①本当にその人が騒音を発生させているのか、②発生させている音は耐え難いような(受忍限度)を超えるような音なのかです。
いずれの論点についても当人同士の話し合いだけだと、感覚地や感情論になってしまいますので定量的なデータ(騒音測定データ)をもとに話し合うことが望まれます。

発生源が不明な場合は発生源探索調査を実施

騒音は発生しているものの、どこから発生しているかがわからない場合です。この場合はまずどこから発生している音かを明らかにするために発生源探索調査が行われます。(>発生源推定について詳しくはこちらから

測定や調査を通して騒音トラブル解決のお手伝いをいたします

当社では騒音測定を通して騒音トラブル解決のお手伝いをしています。お気軽にご相談お問い合わせください(>お問い合わせはこちらから)

関連コンテンツ(騒音被害やトラブルに遭ったら?代表的な6つの騒音対策・解決方法

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騒音測定事例(上階・近隣生活騒音) https://www.skklab.com/archives/7353 Fri, 16 Jul 2021 00:25:41 +0000 http://skklab.com/?p=7353 騒音測定事例です。発生している音を騒音計を用いて測定しています。今回は特にマンションなどの集合住宅で問題になりやすい上階騒音を中心に測定事例を紹介いたします。 上階騒音 ドアの開閉音 騒音測定事例 上階住民の歩行音は代表 […]

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騒音測定事例です。発生している音を騒音計を用いて測定しています。今回は特にマンションなどの集合住宅で問題になりやすい上階騒音を中心に測定事例を紹介いたします。

上階騒音 ドアの開閉音 騒音測定事例

上階住民の歩行音は代表的な上階からの騒音の一つです。
サイレントダンパーなどの設備がないドアを開閉すると比較的大きな騒音が発生します。

上階騒音 歩行音 騒音測定事例

上階住民の歩行音は代表的な上階からの騒音の一つです。

上階騒音 軽量衝撃音(樹脂) 騒音測定事例

重量物(重いもの)の落下音だけでなく、軽いものの落下音も建物の構造によっては階下に良く伝わります。

上階騒音 重量衝撃音 机を動かす音 騒音測定事例

机やタンス、椅子などの重いものを動かす(引きずる音は)上階騒音の代表的なものの一つです。

上階騒音 走り回る音 騒音測定事例

走り回る音は、飛び跳ねる音同様、歩行と比較して大きな音が発生します。

上階騒音 窓の開閉音 騒音測定事例

上階の窓開閉音です。古いサッシの場合、建付けが悪くなり、大きな音が発生する場合があります。

上階騒音 掃除機をかける音 騒音測定事例

上階で掃除機をかける音は、鉄筋コンクリート造の場合、問題になることはあまり多くありませんが、木造の場合は問題になることも少なくありません。

上階騒音 重量衝撃音 飛び跳ねる音・ジャンプ 騒音測定事例


上階に小さな子供がいる場合に、飛び跳ねる音が問題になることがあります。飛び跳ねる場合、歩行音と比較して大きな騒音が発生します。一般的にカーペットを敷くなどの対策が講じられます。

騒音測定事例 近隣住戸 ポンプ・室外機コンプレッサー

ポンプや圧縮機は高いパワー出力の回転体で、特に大きな音を発生させる設備の一つです。

騒音測定事例_階段の上り下り_集合住宅

階段の上り下りは人間の体重の数倍の圧力が働き、重低音が響くことが少なくありません。

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マンション二重床の騒音リスクチェックポイント https://www.skklab.com/archives/7261 Tue, 19 Jan 2021 01:24:32 +0000 http://skklab.com/?p=7261 マンション騒音の多くは上階、あるいは下階からの騒音です。したがって、上階と下階をつなぐ、床(及び天井)構造は騒音リスクを評価する上で大変重要です。床についていえば、一定割合のマンションでは「二重床」と呼ばれる床構造を採用 […]

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マンション騒音の多くは上階、あるいは下階からの騒音です。したがって、上階と下階をつなぐ、床(及び天井)構造は騒音リスクを評価する上で大変重要です。床についていえば、一定割合のマンションでは「二重床」と呼ばれる床構造を採用しています。これはコンクリート(スラブ)の上に構造体や空気層を設ける構造で、下の階に対する騒音や振動について抑止効果があるとされています。一方で二重床の性能については使用されている材質等によって大きく変化します。時に二重床であることが騒音の原因になっている場合もあります。つまり二重床であれば必ず遮音性能が高いわけではないということです。このページではマンションを選ぶ際に重要である「二重床」のチェックポイントについて解説をいたします

1.マンション床の遮音等級の基準値

床がとどの程度の音を遮音するか、その基準を定めたものに遮音等級と呼ばれるものがあります。遮音等級はスプーンなどを落とした場合に発生するような高い音に関する「軽量床衝撃音」、子どもが飛び跳ねた時などの重くて鈍い音についての「重量床衝撃音」があります。遮音等級については従来のL等級が使用されていましたが、現在では⊿等級が使用されています。従来のL等級と現在使用されている⊿等級は下記のとおりです。

【従来等級】遮音等級に対する音の聞こえ方と集合住宅の生活状態

遮音等級 椅子・物の落下音など 集合住宅の生活状態
LL-40 ほとんど聞こえない 気兼ねなく生活できる
LL-45 サンダル音は聞こえる 少し気をつける
LL-50 ナイフなどは聞こえる やや注意して生活する
LL-55 スリッパでも聞こえる 注意すれば問題ない
LL-60 箸を落とすと聞こえる お互いに我慢できる程度
LL-65 10円玉でも聞こえる 子供がいると下階から文句が出る
LL-70 1円玉でも聞こえる 自宅に子供がいても上階が気になる
LL-75 大変うるさい 注意していても下階から文句が出る

※上記等級は計測上の数値をもとにしたもので、周辺設備は環境によって変動する場合がある。

【現在等級】軽量床衝撃音レベル低減量の下限値

表記する等級 125Hz帯域 250Hz帯域 500Hz帯域 1kHz帯域 2kHz帯域
ΔLL-5 15dB 24dB 30dB 34dB 36dB
ΔLL-4 10dB 19dB 25dB 29dB 31dB
ΔLL-3 5dB 14dB 20dB 24dB 26dB
ΔLL-2 0dB 9dB 15dB 19dB 21dB
ΔLL-1 -5dB 4dB 10dB 14dB 16dB

※なお、床材の軽量床衝撃音レベル低減量は、JIS A 1440-1に基づいて標準軽量衝撃源(タッピングマシン)を使用して測定され、上表の下限値を0.1dB単位で満たす必要があります。

【現在等級】重量床衝撃音レベル低減量の下限値

表記する等級 63Hz帯域 125Hz帯域 250Hz帯域 500Hz帯域
ΔLH-4 5dB -5dB -8dB -8dB
ΔLH-3 0dB -5dB -8dB -8dB
ΔLH-2 -5dB -10dB -10dB -10dB
ΔLH-1 -10dB -10dB -10dB -10dB

※なお、床材の重量床衝撃音レベル低減量は、JIS A 1440-2に基づいて標準軽量衝撃源(衝撃力特性(1)のタイヤ衝撃源=バングマシン)を使用して測定され、上表の下限値を0.1dB単位で満たす必要があります。

2.一般的な二重床の構造と使用される材質

二重床については、基礎となるコンクリートにさまざまな材料が組み合わさって構成されており(下図参照)、その遮音性については、それぞれの材料単体の特性と組み合わせ特性、および施工精度などによって変わるため、同じ材料であれば必ずしも同じ遮音性能が確保できるわけではありません。ここでは、それぞれの構造材の特徴について説明いたします。

ⅰ.床仕上げ材

一般的には下記のような仕上げ材が使用されます。仕上げ材は軽量衝撃音の遮音性能に比較的大きく影響します。仕上げ材は一般的にはやわらかいものほど、軽量の衝撃音を吸収することができるとされ、下記の材料であれば、上に挙げているものほど遮音に適しています。

①カーペット・じゅうたん

やわらかい素材であるため、良く軽量衝撃音を吸収します。このため仕上げ材がフローリングなどであった場合であっても、後からカーペットや絨毯を敷くことは遮音性能を上げるために有効です。

②畳(たたみ)

③塩ビシート(タイルカーペット)

④フローリング、

⑤大理石タイル

ⅱ.床パネル

一般的にはパーティクルボードが使用されます

・厚さは20mm以上・曲げ強さ18~23N/mm2

ⅲ.支持脚防振ゴム

支持ボルトの先についているゴムで、防振タイプのものと、非防振タイプのものがあります。

・ゴム硬度60~70度(防振タイプの場合)

・ゴム硬度80度以上(非防振タイプの場合)

ⅳ.支持ボルトの材質

金属製のものが使用される場合と、樹脂製のものが使用される場合がありますが、遮音性能にはあまり関係せず、金属製は高強度で、樹脂製は高防錆性があります

ⅴ.副資材

副資材とは、床パネルとスラブの間など、さまざまな場所に使用されるサポート材料のことで、さまざまな材料が使用されます。使用される副資材は遮音性能に大きく影響します。一般的には下記のような資材が使用されます。

①合板

②強化せっこうボード

③アスファルト系制振シート

④グラスウール

ⅵ.床端部支持部材(ネダ)

ネダとは、支持ボルトと床パネルをつなぐ役割のもので、支持ボルトと一体となっているシステム根太とそうでないもの、防振タイプのものとそうでないものがあります。

①防振システムネダ

②システムネダ(非防振)

③在来固定際根太

④支持脚

3.特に遮音性能に大きな影響を及ぼす因子(チェックポイント)

上記では、二重床の構造を一般的な使用材料を挙げましたが、下記のような要素が遮音性能に大きな影響を及ぼすためチェックする際には特に注目が必要です。

①支持脚の防振ゴムの硬度

②床板の構成(床板の材質・合成・質量)

③床の高さ(床下空気層の厚さ)

④床下の吸音材

⑤床の端の隙間処理

⑥施工方法(施工の精度・能力)

4.遮音性能を評価する上での注意点

上記で紹介した値は、コンクリートスラブ(下地のコンクリート)の厚みを150mmとして計算された推定値です。L値は、JIS(日本工業規格)にもとづく方法で実験室で測定したデータから実際の現場での遮音性能を推定したものです。したがってたとえばL値が同じであっても、実際のスラブ厚が150mmでない場合(たとえば135mmである場合)、実際の遮音性能は低いということがありえます。また遮音性能は同じ材料を使用していても、施工の状況によっても大きく変わり、時に二重床であることが帰って騒音を増幅される場合もあるので注意が必要です。

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騒音苦情の110番件数、7割増加の6,600件に(神奈川県警) https://www.skklab.com/archives/7276 Mon, 18 Jan 2021 23:04:27 +0000 http://skklab.com/?p=7276 神奈川県警の発表によると、2020年の110番件数は82万件で前年よりも2.7万件減ったといいます。減ったとはいえ、神奈川県だけで82万件とは恐るべき数です。 一方で騒音に関する苦情件数はタイトルの通り、7割増加の6,6 […]

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神奈川県警の発表によると、2020年の110番件数は82万件で前年よりも2.7万件減ったといいます。減ったとはいえ、神奈川県だけで82万件とは恐るべき数です。

一方で騒音に関する苦情件数はタイトルの通り、7割増加の6,600件となったとされています。発表の中では「 テレワークによる自宅勤務者が頻繁に換気をしたこと」が影響していると分析しています。

この発表の内容については当社の体感と一致しています。去年の当社への騒音苦情に関するお問い合わせは過去最高の件数となりました。大半の相談内容は従来の変わりありませんが、最近の傾向としては下記のような苦情についての相談が増えたように思います。

1.自宅勤務が増えたことによる、日中の騒音

2.特に古いマンションにおける換気に伴う窓の開閉音

3.天候+換気が増えたことにより、エアコンの負荷(騒音)が増えたこと関する苦情

上記に加えて、様々な要因によってストレスを抱えている方々が増えているようにも感じます。聴覚などの感覚値は心の状態によっても大きく感じ方が異なるため、世の中にストレスがたまると、騒音の苦情が発生しやすくなる傾向があります。

記事へのリンク  https://www.tokyo-np.co.jp/article/79551

当社では騒音問題解決のお手伝いをさせていただいております。お気軽にご相談ください。

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騒音による健康影響の発生プロセスと代表的な影響閾値(基準値) https://www.skklab.com/archives/7246 Fri, 07 Aug 2020 01:49:26 +0000 http://skklab.com/?p=7246 騒音による健康影響の発生プロセス 一般に健康影響は以下のプロセスによって発生し繰り返されることによって慢性的な疾患が生じる。 ①睡眠中の音刺激による覚醒や睡眠パターンの変化、あるいは音刺激によるその他の反応がストレスとな […]

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騒音による健康影響の発生プロセス

一般に健康影響は以下のプロセスによって発生し繰り返されることによって慢性的な疾患が生じる。
①睡眠中の音刺激による覚醒や睡眠パターンの変化、あるいは音刺激によるその他の反応がストレスとなり脳が刺激される
②交感神経系や内分泌系が活性化し、ストレスホルモンが分泌される
③ストレスホルモン分泌によって血圧心拍数、血流量、血糖値、血清中インシュリン値などに変化が生じる
④以上が繰り返されることによって心臓血管系疾患などの慢性的な疾患が生じる

代表的な疾患・健康影響

騒音による睡眠への影響が大きく日中の疲労感があったり不眠感がある場合には環境性睡眠障害と呼ばれる疾患に診断される場合がある。さらに睡眠障害によって虚血性心疾患や生活習慣病精神疾患などのリスクが上昇することは通説となっている。また騒音の影響によって心臓血管系疾患などの健康リスクが上昇する可能性も指摘されている。その他騒音等が生活習慣病などの疾患との関係性を示す治験も複数存在する。ヨーロッパにおいては健康影響を生じる様々な環境要因のうち騒音は大気汚染についてリスクが大きいことが示されている。

健康影響閾値・基準値の例

・心臓血管系疾患のリスク上昇は WHO の環境騒音ガイドラインにおいても可能性が指摘されてきた。例えば道路交通騒音を例にとると Lden 53db を閾値として10db 上昇するごとにリスクが1.08倍になると言われている(ただしエビデンスの質は高くないとされている)。
・睡眠妨害については、WHO の環境騒音ガイドラインでは睡眠妨害が生じ始める騒音レベルとして寝室における等価騒音レベル30デシベルおよび、最大騒音レベル45デシベルが示されている。欧州夜間騒音ガイドラインでは脳波計に基づく覚醒閾値として屋内最大騒音レベル35デシベル、環境性睡眠障害の閾値として野外夜間等価騒音レベル42デシベルが示されている 。

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騒音問題における有意音と無意音のもつ意味 https://www.skklab.com/archives/7244 Wed, 05 Aug 2020 08:25:36 +0000 http://skklab.com/?p=7244 騒音問題を取り扱う際に音を有意音と無意音に切り分けて考えることがあります。無意音とは自動車通行などの交通騒音や工場から発生する騒音など、音が意味を持たないものです。一方で、有意音とは人間の話し言葉や、歌など意味を持つ音の […]

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騒音問題を取り扱う際に音を有意音と無意音に切り分けて考えることがあります。無意音とは自動車通行などの交通騒音や工場から発生する騒音など、音が意味を持たないものです。一方で、有意音とは人間の話し言葉や、歌など意味を持つ音のことを言います。一般的有意音の方が無意音と比較して受忍限度が低いとされています。例えば車の交通騒音であれば70db であっても我慢できるのに対して、隣の部屋から聞こえる人の話し声であればその音の大きさが45デシベルであっても耐え難いものと感じることもあります。

もっと言えば、人の声であれば何でも同じというわけではなく、誰が話しているのか、どんな内容を話しているのか、によっても絶えられる限度(受忍限度)は変わります。自分の好きな曲であれば大きな音であっても気にならないのに対して、嫌いな曲であれば小さな音でも耐えられないのと同様です。

このように対象の音が、有意音であるか、無意音であるかによって耐え難い限度が異なるわけですから、単に発生している騒音が基準値を超えていないからと言って、即座に「問題がない」ということはできないということに注意が必要です。

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騒音測定調査に関する相談事例14 https://www.skklab.com/archives/7236 Tue, 28 Jul 2020 02:23:18 +0000 http://skklab.com/?p=7236 騒音測定調査に関する相談事例14 日々いただく騒音に関する当社へのお問い合わせの一部を紹介いたします。不明点、相談事などあればお気軽にご連絡いただければ幸甚です。 マンションにおける、足音や生活音騒音について調べたいので […]

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騒音測定調査に関する相談事例14

日々いただく騒音に関する当社へのお問い合わせの一部を紹介いたします。
不明点、相談事などあればお気軽にご連絡いただければ幸甚です。

マンションにおける、足音や生活音騒音について調べたいので提案が欲しい

重量鉄骨造(S造)地上5階建マンションの4Fからの騒音と振動(○○ハウスメーカー)おもに夜間、歩く走るが数十分以上ほぼ間をあけずに続く。音の小さめの日、大きめでとても響く日などまちまちであるが毎日長時間音が出ることは間違いない。

朝早くからも同様のことがあり、日中は生活音レベルのため、子供さんが走り回っているのかと思ったが長時間続くため、そんなに体力あるか?と不明。
カーテンレールが振動した日もあり、横の部屋ではなく真上からと思われる。

生活音や子供が走り回る音などを考慮していたがあまりにも長く続くことと、不動産屋を通して連絡しても心当たりがないといわれ改善が見られないため(ピーク時よりは多少騒音は減っている)、今後のことも考えどのくらいの騒音に値するか調べたいと思う。騒音の測定方法について提案して欲しい。

後から引っ越してきた上階家族の騒音について過敏だと言われたため客観的な証拠を集めたい

引っ越してきた上の階の騒音に悩まされています。50代ぐらいの夫婦に5歳くらいの男の子の3人家族。駆け回る音、何かの衝撃音、悲鳴がひっきりなしです。
朝は6時前後と、夕方6時くらいからだいたい夜10時過ぎがピークです。引っ越してきて2週間後に、子供の金切り声が聞こえるがと、直接言いに行ったが、「うちですか?」と言われました。管理会社に相談しましたが、「個人の感覚の問題、あなたが過敏では」と言われました。客観的な証拠集めをしたいので、ぜひ見積もりを作成していただきたいです。
よろしくお願いします。

RCマンションの不明騒音について原因を明らかにしたい

こんにちは。私は賃貸のマンションに住んでいます。RCの構造です。内見の時、自分で部屋の中で、全部の壁を手で叩いて、コンクリートかどうかを確認しました。一部は木造みたいな音がして、一部は確かにコンクリートで密度が高くて硬い感じでした。部屋は問題がないと思って、契約をサインしました。しかしこの数ヶ月、すごく怖い騒音が響きました。「怖い」と言う原因は、まるで壁が全然存在しないみたいで、部屋の近いところで響いています。その音はいろいろです。どこの部屋の、ハンガーを物干し竿に掛ける音・クローゼットのドア(正確に言うとドアのスプリング)が開けたり閉めたり音・電気のスイッチを押す音などがあります。すごくはっきり聞こえます!!まるで誰が部屋の中でやっているようです!!私は構造上の問題だと思って、管理会社にも建築会社にも何度も何度も電話をしたが、「構造は確かにコンクリートです」と教えてくれました。自分でたくさんのリサーチなどをして、一番可能性があるのは「コンクリートが音を伝える」ということです。でもそんなにはっきり伝えるわけがあるのか?ハンガーを物干し竿に掛ける音のような、ずいぶん小さい音もはっきり聞こえます!!このような状況なのですが、原因を調査していただきたく相談させていただきます。

電子音のようなモスキート音の原因調査をしたい

先日の夜から、自宅で、ひどく高い周波数の電子音のようなモスキート音波(スマホアプリだと7700以上)が聞こえるようになりした。きゅるきゅると一定のリズムがあるようです。
自分の部屋、同二階隣人のブレーカーおとしても何も変わらず困っています。同二階の人には聞こえないようです。外や会社などでは聞こえないので、私の耳がおかしいということはありません。調査お願いしたいと思います。

隣家のアップライトピアノ騒音による健康被害を解決するために騒音を調査したい

○○県の一戸建て在住の者です。私は10年以上前から○○病で現在も治療中なのですが、元々、音に敏感な上に現在は高音の耳鳴りが常時しています。約20年前から居住している地区は閑静な住宅地で昼間でも大変静かな所です。しかし、昨年から斜め裏隣宅がアップライトピアノを購入してから生活が一変しました。最初は朝からピアノ使用があり、それに対しては直接申入れをして止めて貰いましたが、現在は正午から夜9時迄の間に子供二人がそれぞれ1時間から2時間ピアノ使用をしています。長い時は5時間以上の使用が有ります。ピアノ使用時間帯や使用時間、防音対策について何度か改善して欲しいと申入れしましたが、殆ど対処されず、仕方なく一時は警察にも相談や通報をして警察からも相手方に当方と話し合う様にと2~3ヶ月に渡り何度も助言をして貰ったのですが、相手方は警察に対して使用時間については既に話し合いは済んでいると全くありもしない話を言う人で、警察も翻弄され結果的には現在は警察も当方からの通報に対しては警察業務に支障が有るとして対応を出来ないと言われ、今は相手方は当方を完全無視して全く話し合いに応じずに365日連日ピアノ使用を好き放題している状況です。以前、相手方から第三者を介した話し合いなら応じると言われたので、公害紛争調停や簡易裁判所調停も行いましたが、公害紛争調停は相手方が興奮状態で話にならず、たった一度の調停で不調となり、簡易裁判所調停には相手方は来ませんでした。しかも、それぞれの調停時に相手方は事実と異なる文書まで提出する有様で、仕方なく当方は何人もの弁護士に相談もしましたが、結局、当方以外からの苦情が相手方に無いらしい事、また、ピアノ使用時の高いデシベルの立証や、私の現在の病気悪化がピアノに起因していると立証出来ないと裁判は困難として断られました。以前、騒音計を購入しに電気店に行きましたが取り扱いが無い、取り寄せ不可と言われ、仕方なくスマホアプリをタブレット端末にダウンロードして計測したところでは、アプリ計測上では高くても45デシベル程度しかなく騒音規制にも引っ掛からず、そんな時、御社サイトで当方が使用しているアプリが実際の騒音計より低く計測される傾向に有ると知り、やはりスマホアプリ計測では駄目だと実感しました。前置きが長くなりましたが、以上の様な状況で御社に騒音調査を依頼して計測していただきたいと思います。因みに建築家に相談してピアノに一番近い当方居間に試しに二重内窓を設置しましたが、それでも私にはピアノ音が聞こえます。建築家が言うには壁や床下等からも音は入って来るので、当方自宅現状としては限界が有るらしいです。今年、腰椎椎間板ヘルニアで一ヶ月入院して退院した今も腰痛に悩まされていますが、2階寝室で安静にするにもピアノ音が響き渡り安静にするどころでは有りません。タブレットを耳元に置き音楽を最大にして頭から布団をかぶってもピアノ音の方が大きく聞こえ安静にするどころでは有りません。本当に困っています。相手方に防音対策させる為には、やはり、ピアノ音が大きいと立証するしかない様です。以上について御社のお考えをお聞かせ下さい。よろしくお願い致します。

上階の早朝に地団駄を踏む、白を切る騒音発生源に証拠を突きつけたい

当方、マンションに居住していますが、先に状況についてご説明しますと、上階の部屋が朝の2時~4時台を中心に毎日地団駄を踏んでいます。御社のサイトを先に見れば良かったのですが、直接、上階に苦情を言った際に、白を切られ、管理人にも相談したところ、「直接的な証拠がない、ウォーターハンマーではないか」とあまり取り合ってもらえませんでした。
状況証拠的には上階でその内、誰がやっているかも判断できるのですが確かに直接証拠ではなく、状況判断による推測ではあります。ただ、これまでの当人の行動や言動からすると容易にそれが判断できます。以上のような状況にあります。

必要な調査に関して概要をお教えて下さい。

アパート下階の学生の話し声について騒音レベルを明らかにしたい

現在アパートに住んでいます。アパートなのですが、1階に1部屋、2階に1部屋という形です。私は2階に住んでいます。1階の方も私も学生です。下の階の人がうるさくて、困っていて、こちらにたどり着きました。具体的に申しますと、夜中に電話していたり、友人と話をしていたりしていまして、それが響いてきます。
スマートフォンのアプリの騒音計で測ってみても、数値は全然変わりません。
また、録音もしてみたのですが、音は拾えず・・・・・。どこで測定しているかと言うと、私の部屋の床(絨毯が引いてある)から、スマートフォンを倒して、測定していました。機械的な数値では変わりがないのですが、明らかに声が響いてきます。

そこで、こちらのサイトに書いてある騒音計なら、数値が明確に出るのかなと考えました。しかし、スマートフォン同様に、絨毯の引いてある床から、測定しても、流石に変化はないと思います。

仮に、騒音調査を依頼する場合、設置場所等は、しっかりと騒音計で変化のある場所に置いていただけるのでしょうか。

眠れなくて困っていて、最悪裁判沙汰にするしかないと考えて、騒音計という証拠があれば有利になると知り、質問させていただきます。

遮音壁の取替え工事における、工事前後の効果測定を行いたい

遮音壁取替え工事において、旧遮音壁撤去前、撤去後、新しい遮音壁の設置後の騒音測定で、騒音の変化をA特性での測定を見積もりお願いします。

戸建ての低周波音について発生音源を特定をしたい

戸建ての住家です。2階に寝室がありますが、夜間、低周波と思われる音で悩まされています。ザーというか、ブーンというかモーターのまわっているような音ですが、飛び起きるほど大きな音ではありませんが、耳につく音で、耳栓をしても聞こえます。調査員派遣で騒音の音源特定をしていただけるようならお願いします。

他の業者に断られた騒音調査案件を依頼したい

○○県に住んでいます。騒音に困っていましたので、近くの企業を探しましたが、いずれも、個人の仕事は受けていないと言われました。そのため、貴社のホームページを拝見して、お電話させて頂き、○○県でも大丈夫ですかとお聞きしました。下記の業務見積もりをお願いいたします。

(1)土曜日か日曜日に、1時間、私の自宅(一戸建て)の内部の窓の近くで、窓を開けた状態で、騒音計で測定し、その結果として、測定時間帯と①90%レンジの上端数値、②等価騒音レベルの数値を記載した測定報告書提出していただく業務(騒音が受忍限度を超えるかどうかの意見などは全く不要です)

(2)上記(1)にプラスして、測定データのチャート(チャートがない場合は測定データ)のプリントアウトを出して頂く業務”

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風力発電から発生する騒音指針値(残留騒音とアノイアンスを考慮した指針値の関係) https://www.skklab.com/archives/7219 Tue, 14 Jul 2020 01:20:21 +0000 http://skklab.com/?p=7219 風力発電施設から発生する騒音指針値(残留騒音とアノイアンスを考慮した指針値の関係) 平成29年5月環境省から「風力発電施設から発生する騒音に関する指針値」が示され、指針値はアノイアンス(音にかかわる不快感)を考慮して残留 […]

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風力発電施設から発生する騒音指針値(残留騒音とアノイアンスを考慮した指針値の関係)

平成29年5月環境省から「風力発電施設から発生する騒音に関する指針値」が示され、指針値はアノイアンス(音にかかわる不快感)を考慮して残留騒音+5db とし下限値35db または40db とするとされました。

残留騒音の水準と地域と指針値

表:残留騒音の水準と地域と指針値
残留騒音の水準と地域 指針値/(下限値)
30db以上 残留騒音+5db
30db未満 ・学校や病院等の施設があり特に静穏を要する場合
・地 域において保存すべき音環境がある場合
(下限値)35db
上記以外の地域 (下限値)40db
・A 特性音圧レベルで評価
・昼間(午前6時から午後 10 時まで)と夜間(午後 10 時から翌日の午前6時)で評価
・本指針は、騒音に関する環境基準、許容限度や受忍限度とは異なる

残留騒音と指針値の騒音レベルの関係

残留騒音と指針値の騒音レベルの関係はついては下記のグラフの通りです。原則は残留騒音+5db が指針値となりますので、例えば残留騒音が40dbの場合、指針値は45db となります。一方で残留騒音が30デシベルを下回る場合は残留騒音が何デシベルであってもそれ以下とはならない「下限値」が規定されており、「静穏を要する地域」の場合、下限値は35db となっています。


残留騒音の定義と評価方法

残留騒音は下記のように定義されていますが、実務的にはLA90+2dbが持ちいれられています。

○残留騒音:一過性の特定できる騒音を除いた騒音

○風車騒音:地域の残留騒音に風力発電施設から発生する騒音が加わったもの

その他

・風力発電施設は国内外を問わず設置数が大きく増加していますが、一方で、そこから発生する騒音等については、不快感の原因となることや健康影響の懸念等が指摘されています。

・風力発電は静かな場所に設置されることが多いことまたその音の特性から実際に発生している騒音騒音レベルよりもよりもアノイアンス煩わしさが高くなる傾向があります。

・実際の閾値としては風力発電施設から発生する騒音レベルが35デシベルから40デシベルを超えると睡眠への悪影響が発生する可能性があることが知られています。

・騒音はその聞こえ方に個人差があり、また様々な条件によってアノイアンス/わずらわしさは異なるため閾値を超えなければ直ちに問題がないとは言い切れず、出来る限り騒音の影響を抑えることが望まれます。

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羽田新ルート騒音について[日本の航空機環境基準とWHO騒音ガイドライン] https://www.skklab.com/archives/7161 Wed, 11 Sep 2019 04:51:08 +0000 http://skklab.com/?p=7161 羽田新ルート騒音について[日本の航空機環境基準とWHO騒音ガイドライン] 羽田空港を利用する航空機の新ルートが運用開始される予定となっており、連日ルート付近の住宅への騒音に関する影響の大きさや、今後実施される騒音対策など […]

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羽田新ルート騒音について[日本の航空機環境基準とWHO騒音ガイドライン]

羽田空港を利用する航空機の新ルートが運用開始される予定となっており、連日ルート付近の住宅への騒音に関する影響の大きさや、今後実施される騒音対策などについて報道されています。騒音対策を実施するに当たっては、原則的には「規制値や基準値」に照らし合わせてこれを下回る値になるように運用方法や対策が検討されます。具体的には低騒音航空機の導入や、着陸料(騒音が低ければ利用料金も安い)、運用高度などの対策が検討されているようです。

日本における環境基準における航空機騒音にかかわる基準

日本における航空機に関する基準値の代表的なものとして環境基準が「生活環境を保全し、人の健康の保護に資するうえで維持することが望ましい航空機騒音に係る基準」下記のとおりとなっています。

「専ら住居の用に供される地域」では57db(デシベル)以下

「上記以外の地域で通常の生活を保全する必要がある地域」では62db(デシベル)以下

・なお測定方法については、「原則として連続7日間行い、騒音レベルの最大値が暗騒音より10デシベル以上大きい航空機騒音について、単発騒音暴露レベル(LAE)を計測する。なお、単発騒音暴露レベルの求め方については、日本工業規格 Z 8731に従うものとする。」とされています。さらに測定値の評価方法についても、さまざまなルールが規定されていますが、ここでは割愛します。

WHOにおける航空機騒音に関する推奨値

2018年にアップデートされたWHOの「Environmental Noise Guidelines」では、『健康を守るため』の航空機騒音に関する推奨値として45db Lden(夜間においてはさらに低い40db Lden)が強く推奨されています。

いずれの基準値・規制値も、万人にとって問題ない水準ではない。

今回挙げた二つの基準値以外にもさまざまな基準値が存在しますが、重要であるのはいずれの規制値や基準値も「一定割合の人にとって問題となるかどうか」を実験・検討した上で決定されているものであり、この基準値を満たしていればすべての人が不快にならないという水準を示すものではないということです。

一方で規制値を厳しくしすぎれば、利用者の快適性や経済性にとってはネガティブに働くため、これらのバランスをどうとるのかが論点となるのでしょう。今回の施策に伴って、経済性と、住民の快適性がどのようにバランスがとられるのか、注視していきたいと考えています。

■その他参考となるガイドライン値

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騒音発生源特定推定の代表的な方法とその使い分け https://www.skklab.com/archives/7141 Sun, 16 Jun 2019 11:02:52 +0000 http://skklab.com/?p=7141 騒音発生源特定推定の代表的な方法とその使い分け 騒音発生源の位置や強さ、などを特定する「音源同定」についてはさまざまな方法が検討されている。現在さまざまな音源特定方法が検討されているが、どのような状況にも適する方法は存在 […]

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騒音発生源特定推定の代表的な方法とその使い分け

騒音発生源の位置や強さ、などを特定する「音源同定」についてはさまざまな方法が検討されている。現在さまざまな音源特定方法が検討されているが、どのような状況にも適する方法は存在しない。発生源を特定する方法を選択する際には、どのような音が発生しているかを正しく理解することが重要になる。
発生源特定の方法は大きく分けて下記のようなものがあある。

代表的な3つの音源特定測定方法

①多点で測定するもの:音圧マッピング、音圧インテンシティ
騒音計などの測定によって多数の点で測定し発生している音をマッピングするもの。
②ビームフォーミング
マイクロホンを複数配置した測定器を用いて測定し、位置や入射角度・音速などを考慮して分析を行うもの。
③音源ホログラフィ、
格子状のマイクロホンアレイを用いて測定し、分析を行うもの。

それぞれの発生源特定方法のメリット

①音圧マッピング
・測定に必要な機材が少なく費用が比較的安価
②ビームフォーミング
・短時間で測定できる
 ・高周波の測定が可能
 ・同定範囲が広い
③音響ホログラフィ
 ・短時間で測定できる
 ・結果の信頼性が高い
 ・空間分解能が優れている

対象物のサイズと周波数による使い分け

・ビームフォーミングが適する:対象物が大きいもの(おおむね2m以上)を超えるもの、周波数が中域以上のもの
・音響ホログラフィが適する:対象物が小さいもの(おおむね4m未満)、周波数が中域以下のもの

参考

音には大きく分けて3つの重要なパラメーターがある。このうち音源の特定に用いられるのは音響インテンシティと音圧である
1.音響パワー:音源から発せられる音の「単位時間あたりのエネルギー」
2.音響インテンシティ:音のエネルギーの量と方向をあらわす「ベクトル」
3.音圧:音圧の変動を表す「スカラー量」

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