住宅(戸建)におけるエアコン稼動に関する騒音の測定と分析
1.報告概要
○○○○様のご依頼により、愛知県○○○○において騒音計による測定を行い、音圧の解析を行なった。
2.測定条件
2-1.測定場所
愛知県○○○○ 敷地境界
2-2.測定日時
○○○○日から○○○○日
3.測定機器と設定
・普通騒音計
・周波数重み特性:A特性
・時間重み特性:FAST
・サンプリングレート:1sec
4.測定結果
以下に、測定された騒音値の経時変化をグラフに示す。また、測定者からの報告事項、各測定期間における等価騒音レベルも合わせて記載する。加えて、以下の結果についての簡単な説明を記す。
・4-1~4-3
4-2:○○○○23:00:00から○○○○05:59:59までの測定結果を中心として、その前後1時間ずつのデータを抽出したもの
・4-4~4-6
「昼間」「夜間」の時間帯で区切り、且つエアコンがオンになっていない時間帯毎にデータを抽出したもの
・4-7~4-9
「昼間」「夜間」の時間帯で区切った場合の全時間帯のデータ
4-1.○○○○22:15:00から22:59:59までの測定結果
図:音圧レベル(dB)の経時変化
・この測定における等価騒音レベルは45.0dBであった。
4-2.○○○○23:00:00から○○○○05:59:59までの測定結果
図:音圧レベル(dB)の経時変化
・この測定における等価騒音レベルは43.7 dBであった。
・測定者からの報告では、4:00~5:00にかけてエアコンを起動している。
4-3.○○○○○06:00:00から06:59:59までの測定結果
図:音圧レベル(dB)の経時変化
・この測定における等価騒音レベルは47.5 dBであった。
4-4.○○○○22:15:00から○○○○03:59:59までの測定結果
図:音圧レベル(dB)の経時変化
・この測定における等価騒音レベルは43.8 dBであった。
4-5.○○○○日05:00:00から05:59:59までの測定結果
図:音圧レベル(dB)の経時変化
・この測定における等価騒音レベルは44.8 dBであった。
4-6.○○○○06:00:00から08:46:33までの測定結果
図:音圧レベル(dB)の経時変化
・この測定における等価騒音レベルは50.1 dBであった。
※4-6と4-9のデータは同時間帯だが、比較を容易にするために省略していない。
4-7.○○○○19:22:22から21:59:59までの測定結果
図:音圧レベル(dB)の経時変化
・この測定における等価騒音レベルは46.4 dBであった。
・測定者からの報告では、この時間帯の全ての期間でエアコンが起動している。
4-8.○○○○22:00:00から○○○○05:59:59までの測定結果
図:音圧レベル(dB)の経時変化
・この測定における等価騒音レベルは43.9 dBであった。
・測定者からの報告では、22:00~22:15、4:00~5:00にかけてエアコンを起動している。
4-9.○○○○06:00:00から08:46:33までの測定結果
図:音圧レベル(dB)の経時変化
・この測定における等価騒音レベルは50.1 dBであった。
※4-6と4-9のデータは同時間帯だが、比較を容易にするために省略していない。
図.4-1における音圧レベル(dB)の経時変化、拡大図
図.4-2における音圧レベル(dB)の経時変化、拡大図
図.4-3における音圧レベル(dB)の経時変化、拡大図
図.4-4における音圧レベル(dB)の経時変化、拡大図
図.4-5における音圧レベル(dB)の経時変化、拡大図
図.4-6における音圧レベル(dB)の経時変化、拡大図
図.4-7における音圧レベル(dB)の経時変化、拡大図
図.4-8における音圧レベル(dB)の経時変化、拡大図
図.4-9における音圧レベル(dB)の経時変化、拡大図
5.結論
名古屋市○○○○は第1種住居地域であり、基準値は、
・昼間6時~22時:55dB ・夜間22時~6時:45dB
となる。
上記結果より、今回の測定では様々な期間での等価騒音レベルが、いずれの期間でも基準値を超えていないことがわかる(エアコンのオン、オフに関わらず)。このため、測定が行われた愛知県○○○○敷地境界では、騒音が全く発生していないと言える。