マンション浴室における騒音の測定と周波数解析

1.報告概要

○○様のご依頼により、周波数解析用騒音計による調査が行われ、測定データの解析・分析を行なった。

2.測定条件

測定日時
平成2○年○月12日9:30:00~○月13日0:25:00
測定場所
東京都○○区○○○ ○号室 浴室・洗面所付近

3.測定機器と設定

■測定機器
普通騒音計NL-22
■設定
・測定量
A特性等価騒音レベル(LAeq)
A特性単発騒音暴露レベル(LAE)
A特性騒音レベルの最大値(LAmax)
A特性騒音レベルの最小値(LAmin)
A特性10%時間率騒音レベル(LA10)
A特性50%時間率騒音レベル(LA50)
A特性90%時間率騒音レベル(LA90)
A特性95%時間率騒音レベル(LA95)
C特性等価騒音レベル(LCeq)
・周波数重み特性:A特性及びC特性(C特性は等価騒音レベルのみ)
・時間重み特性:FAST
・解析周波数範囲:20Hz~8000Hz
・サンプリングレート:24hour
※A特性
人間の耳を考慮し、周波数毎の音圧に補正をかける特性
※C特性
人間の耳を考慮せず、周波数毎の音圧に補正をかけない特性

4.測定結果

以下に全測定期間における各測定量をグラフ、及び表にして示す。なお、測定が行われた地点は用途地域の指定上、第1種中高層住居専用地域である
ため、東京都の環境基準より、地域類型はAとなる。従って、当該測定地点の環境基本法に基づく環境基準値(以下、基準値)は下記のとおりである。
・昼間6:00から22:00まで 55 dB
・夜間22:00から翌6:00まで 45 dB

4-1.測定における各測定量の比較
(○月12日9:30:00~○月13日0:25:00)

図1:各測定量(dB)の比較

表1:各測定量(dB)の比較

・この期間のA特性騒音レベルの最大値は62.7 dBであった。
・この期間におけるA特性騒音レベルの最大値は、当該地域の昼間及び夜間の基準値をいずれも超過している。
・この期間のA特性等価騒音レベルは45.4 dBであった。
・この期間におけるA特性等価騒音レベルは、当該地域の夜間の基準値を超過している。
・なお、測定者による報告では、発生している騒音は上階705号室宅からの作業音によるものであることが確認されている。また、一般的な生活音ではないとの報告もされている。

図1:各測定量(dB)の比較拡大図

5.結論

各測定量のグラフ及び表を第4章に記載したが、A特性騒音レベルの最大値は、当該地域の昼間及び夜間の基準値をいずれも超過していることが明らかになった。また、A特性騒音レベルの最小値は22.5dBと低く、当該測定場所が普段は静謐な環境であることが伺える。加えて、等価騒音レベルについては夜間の基準値については超過していることが確認できる。
一時的、突発的とはいえ、基準値を超える音圧、つまり騒音の発生は抑止されるべきであるため、早急且つ適切な対処が望まれる。


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